園小架け橋研修(令和7年度)

更新日:2026年01月07日

12月19日 第3回研修会

日時

令和7年12月19日(金曜日)午後2時45分~4時45分

会場

西脇市茜が丘複合施設Miraie多目的ホール

講師

兵庫教育大学大学院教育研究科   
水落洋志講師

内容

「発達の視点から見た遊びと運動の意味」
「園と小の実践を結ぶ体験学習」

演題

園から小学校へつなぐ“からだの学び”
 ~ 運動遊びから体育への橋渡し ~  

研修の様子 

12月19日研修参加者感想まとめ(PDFファイル:104.8KB)

園小架け橋研修1

前半部分の講義では、就学前教育から小学校への接続について「子どもの育ちと学びの連続性」は「らせん階段のような接続」が望ましいとお話しされました。園では個々を大事にしていますが、就学前の時期においては「集団行動をどう取り入れていくのか」ということが重要になってきます。一方で小学校ではすぐに集団を意識しがちですが、入学当初、個々が集まって集団になっているので、6月あたりまでは集団を意識しすぎず個々を大切にしてほしいと言われました。「個々から集団」を繰り返しながら徐々に階段を上がっていくような接続をイメージすることができました。

そして園の「運動遊び」から小学校での「体育」へのつながりという点では、幼児期運動指針と小学校1年生の体育の指導要領とをあわせて見た際に、「体育」の内容は園内での活動で経験していることがたくさん含まれていることが分かりました。ただ園は「方向目標」であることに対して、小学校は「達成目標」であることや、園では幼児期運動指針にある「幼児期に身につけたい36の基本動作」を意識した環境が用意されているか、また動きに偏りがないかということに着目しなくてはいけないことを教えていただきました。また小学校では「動きの洗練化を求めすぎていないか」というお話もあり、多様化の先に洗練化があり、多様性があることで、その時の目標に応じて自分で選択することができ、「経験の中から自分で選ぶ」ということが重要であると教えていただきました。

園小架け橋研修2

後半部分では、5歳児や1年生を想像し、多様な「投げる」を引き出す環境や遊びを考えるというテーマで、園小の職員合同のグループディスカッションを行いました。水落先生が持参された、たくさんの玩具を使って、実際に体を動かしながら遊びを考えました。大人も子どもと同様、共に体を動かすと自然と楽しくなって、より活発な意見交換や楽しい気持ちの共有ができました。参加者の先生方は、実際に遊んでみることで「投げる」という1つの動作であっても、様々あることに気付かれていました。ディスカッション後、水落先生は大人が考える行動だけではなく、「子どもと共に考える」ということの大切さと、「無意識的に子どもたちから発信される表現を受け止め、大人が意図的に活動へとつなげていくこと」の重要性を教えてくださいました。そして小学校教諭は園で経験している様々な動きを知った上でさらに経験を積み重ねられるようにすること、園の保育教諭は小学校での授業の内容を知った上で、園で多様な動きの遊びを十分経験させることが「らせん階段」としての接続にとって望ましいことなのではないかと教えていただきました。

8月26日 第2回研修会

日時

令和7年8月26日(火曜日)午後1時45分~3時45分

会場

西脇市役所大会議室

講師

大阪総合保育大学児童保育学部

瀧川光治教授

内容

ドキュメンテーション作りを通した相互理解

演題

自信・自己肯定感の育ち、学級経営(クラス運営)の視点から園小をつなぐ

~「はじめの100か月の育ちビジョン」と「生徒指導提要」から考える~

研修の様子 

8月26日研修参加者感想まとめ(PDFファイル:378.8KB)

8月26日園小架け橋研修1

研修前半では「はじめの100か月の育ちビジョン」(こども家庭庁)と「生徒指導提要」(文部科学省)のつながりについて教えていただきました。幸せのベースは家庭ですが、実際1日の大半を過ごすのは園であり小学校。「はじめの100か月の育ちビジョン」も「生徒指導提要」も「子ども一人一人のウェルビーイング(幸せ・幸福感)向上のために」という共通点があり、資質・能力の中の「学びに向かう力、人間性等」の部分である「安心」「自己肯定感」「やってみたい!という気持ち」を園小でつなげていくことが大切であると教えていただきました。

8月26日園小架け橋研修2

研修後半は参加者一人一人がまずクラスの子どもたちの写真を用いてドキュメンテーションを作成し「体験・経験を通した学びの過程」を可視化しました。それを使って園小の職員が対話をすることで、互いの教育・保育内容や、子どもの発達、学びの連続性について理解を深めていきました。対話はとても盛り上がり、写真があるからこそ子どもの表情から読み取れたり育ちが見えたりする部分があり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。対話することで、これまで理解していなかった互いの教育・保育の中の大切にしている部分が見えるきっかけになったのではないかと思います。このような機会を校区ごとに頻繁にもつことができると良いと感じました。

また幼児期の教育は小学校の教科学習の前倒しではないこと、何か(遊び)に没頭する=集中力であり、椅子に座って聞くことが集中力ではないことをお話しいただくとともに、文部科学省作成の動画「遊びは学び学びは遊び”やってみたいが学びの芽”」を視聴し、遊びの中で資質・能力がどう育まれているのかということを共に考える機会をいただきました。

4月3日 第1回研修会

日時

令和7年4月3日(木曜日)午後2時45分~4時45分

会場

西脇市幼児教育センター

講師

兵庫教育大学大学院学校教育研究科

鈴木正敏教授

内容

スタートカリキュラム好事例について

接続期カリキュラムの活用、運用の仕方について

園小での情報交換

演題

接続期カリキュラムについて

研修の様子 

4月3日園小架け橋研修・カリキュラム研究委員会参観者感想まとめ(PDFファイル:334.1KB)

4月3日園小架け橋研修1

令和7年度課題別研修会第1回園小架け橋研修と令和7年度第1回認定こども園・小学校接続カリキュラム研究委員会とを同時に開催しました。小学校からは今年度の1年生担任の先生方全員、こども園からは令和6、7年度カリキュラム委員、5歳児担任や管理職等各園より複数参加いただきました。

西脇市では昨年度より接続カリキュラム(アプローチカリキュラム・スタートカリキュラム)が運用され、今年度は2年目となります。そこで、研修・委員会冒頭で、昨年度の1年生担任の先生方2名に「スタートカリキュラムの運用の仕方」「スタートカリキュラムを実際に活用してみてどうであったか」「子どもたちにとってはどうであったか」等について発表していただきました。こども園の先生方には、スタートカリキュラム運用による子どもたちの安心感や、園での活動や学びが引き継がれていることを実感してもらうことができました。1年生の担任の先生方には「あんなことを試してみよう」「こんなふうにやってみたらいいのか!」というヒントが得られる貴重な機会になりました。

4月3日園小架け橋研修2

市内の全小学校から1年生担任の先生方が参加してくださったことにより、小学校区ごとにこども園と小学校の先生方がグループで協議することもできました。アドバイザーの鈴木先生のファシリテーションの下、意欲的で活発な対話、意見交流をすることができました。子どもの姿を通して、こども園と小学校の先生方が互いの教育を理解しようと話し合い、「子どもにとって」と考えを出し合いながら対話が進んでいる様子が見られ、「新1年生の児童のスムーズな接続のために」と職種を超えて、接続期の教育の充実に取り組まれていました。

鈴木先生が研修内で「先生の言うことを聞いて学ぶ子ではなく、子ども同士学び合える子を育ててほしい」「『子どものために』ではなく『子どもにとってどうか』ということを考えていくことが大切だ」と言われたことが印象的でした。園小の職員が共通の意識をもち子どもたちに関わっていくためにも、園小の職員が合同で学び合える場の重要性を改めて感じた研修・委員会となりました。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市教育委員会 教育創造部 幼保連携課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-23-5219
問い合わせフォーム