令和2年度幼保交流研修会【保育士等キャリアアップ研修】

更新日:2021年03月31日

幼児教育研修

第1回幼児教育研修

日時

令和2年11月6日(金曜日)午前8時30分~午後5時15分

会場

芳田こども園

講師

大阪総合保育大学児童保育学部 瀧川光治教授

内容

公開保育

講義と演習

1,2 幼児教育の意義・環境 

3, 幼児の発達に応じた保育内容や環境構成

4,5 指導計画・記録及び評価、小学校との接続 

演題

子どものトキメキ、ヒラメキを生かした保育

公開保育の様子

公開保育

2歳児 ころがしあそび

どんぐりやガチャガチャボールのような丸いものだけでなく、ペットボトルやヤクルトの容器・トイレットペーパーの芯等、自分で試して遊んでいます。

 

公開保育

3歳児 お店屋さんごっこ(アクセサリーやさんとお弁当屋さん)

おにぎりの具材を自分で選びます。食事スペースで友だちと一緒に食べるのも楽しそう。

 

公開保育

4歳児 お店屋さんごっこ(スーパー)

魚や肉、野菜や飲み物等が並びます。バーコードやセルフレジといった子どもたちのアイデアを取り入れました。

 

公開保育    公開保育

5歳児は、野菜の収穫体験とピザ屋さん。園で野菜の世話を楽しんだ経験が遊びにつながりました。研修に参加された先生も収穫した野菜をもってお店に並んでいます。ソーシャルディスタンスのためのフープや消毒も準備しました。

 

公開保育      公開保育

設計図で考えたピザ釜。実際にはこんな風に変身させました。

 

公開保育

5歳児遊びの振り返り(話し合い)。楽しかったこと、もっとこうしたらいいと思うこと等意見を出し合っていました。


公開保育

公開保育後は、各担任から今日の保育に至るまでの子どもたちの様子や遊びの経過、保育を進めていく中で悩んだこと、これからどんなことにつなげていきたいか等を聞きました。

公開保育  公開保育

各年齢ごとのドキュメンテーション(写真を使って保育内容を伝える)を使って、説明されたので、これまでの保育の様子がよく分かりました。

 

瀧川先生の研修の様子

瀧川先生に、今日の保育活動の写真やドキュメンテーションをもとに助言いただきました。

保育実践研修

第1回保育実践研修

日時

令和2年9月3日(木曜日)午後1時40分~午後5時

会場

どれみこども園

講師

神戸常盤大学教育学部こども教育学科 多田琴子教授

演題

子ども期にふさわしい生活を支えるために~保育における環境構成(生活と遊び)~(講演、ワークショップ)

保育実践の内容

保育における環境構成について

子どもとのかかわり方について

第1回保育実践研修

自己紹介後、参加者が保育室の環境について一人ずつ発表しました。


発表したこと

  1. 子どもの遊びを促す・つながる環境
  2. 子どもの生活習慣につながる環境
第1回保育実践研修

発表を聞き、他の参加者は以下のことを考えながら、付箋に記入しました。

  1. 良いと思うところ(good)取り入れたいなと思う事
  2. 自分だったらこうしたいと思うところ(goodがvery goodに)

記入してもらったものを、自分で分類し、まとめました。

第1回保育実践研修

自分で発表すること、他の参加者に良かったところ、気付いたところを聞くことで、自分の保育を振り返ったり、自分の強み等を知ったりし、より良い保育につながっていきます。

 

また、講師の多田先生が、実際に保育していた事例を多くお話ししてくださいました。

第2回保育実践研修

日時

令和2年10月7日(水曜日)午後1時40分~5時

会場

西脇こども園

講師

神戸常盤大学教育学部こども教育学科 松尾寛子准教授

演題

子どもが楽しく遊ぶための環境と遊びについて(講演、ワークショップ、DVD)

保育実践の内容

身体を使った遊びについて

第2回保育実践研修

参加者がそれぞれの担当年齢で行っている室内遊びを紹介しました。

第2回保育実践研修

保育者役と子ども役に分かれて実際に動いたり遊んだりして、遊びを共有しました(ソーシャルディスタンス、消毒等に気を付けて実施しました)。

第2回保育実践研修

手作りのおもちゃは、子ども達には大人気。これは、ホースとコルク、モールを使って作成したフープ。市販のフープより柔らかいので乳児でも怪我しにくく、大きさも変えることができます。

第2回保育実践研修

後半は、大豆生田啓友・中坪史典(編著)『映像で見る 主体的な遊びで育つ子ども あそんでぼくらは人間になる』(短縮版)というDVDを見ました。主体的な遊びを通して成長していく子どもたちの姿です。

参加者の中には、「学生時代に授業で見たことがありましたが、保育者になって改めて見ると、更に深い学びがありました。子どもたちが自発的に遊びたいと思う保育を考えていきたい。」という感想もありました。

第3回保育実践研修

日時

令和2年11月20日(金曜日)午後1時40分~5時

会場

かすがこども園

講師

神戸常盤大学教育学部こども教育学科 多田琴子教授

演題

子ども期にふさわしい生活を支えるために~身体を使った遊びレシピを作ろう~

保育実践の内容

身体を使った遊びについて

第3回保育実践研修

0・1歳児、2歳児、3歳児、4歳児、5歳児と5つのグループに分かれ、11月に行いたい遊びを発表し、その中から1つを選びレシピ作りの話し合いをしました。

第3回保育実践研修

グループごとにレシピを作成していきます。

内容は、

  1. 遊び名    
  2. 人数    
  3. 場所
  4. 所要時間    
  5. 手順、配慮
  6. 育つもの・育てたいもの
  7. 遊びのアレンジ

です。

事前に考えてきた遊びの内容を、他園の先生と相談することで、新たな気づきや保育の深まりが見られました。

第3回保育実践研修

出来上がったレシピの内容を学年グループで発表します。写真やレイアウトを工夫することで見やすく、分かりやすくなりました。

第3回保育実践研修

出来上がったレシピの抜粋

レシピは冊子にして参加者と各園に配布しました。楽しい冬の遊びができるといいですね。

第4回保育実践研修

日時

令和2年12月25日(金曜日) 午後1時40分~5時

会場

比延こども園

講師

神戸常盤大学教育学部こども教育学科 多田琴子教授

演題

『好奇心から探求する子どもが育つ』ための保育者のかかわり

保育実践の内容

物を使った遊びについて

第4回保育実践研修

研修準備で持参していた資料を発表。(物を使った遊びで楽しかった活動、子どもが喜んだ活動について)

 

第4回保育実践研修

多田先生から遊びの中で意識する7つのポイントについて講義。7つのポイントに基づき、自分の資料をもう一度振り返ります。

新たに気づいた面や意識したところをを付箋に記入し、貼りました。

  1. 活動の意図(願い)
  2. 活動の動機
  3. 活動の連続性(前後の活動)
  4. 活動によって身に着けたもの(10の姿)
  5. 活動の補足
  6. 保育者の援助の視点(意識したところ)
  7. 結果と考察

第4回保育実践研修  

7つのポイントに基づいた資料。付箋に記入した気づきがたくさんありました。

第4回保育実践研修    第4回保育実践研修

完成した資料を回覧。他の参加者の先生の資料を見て、気づいたところや感想・いいと思ったこと等付箋に記入しました。

活動を振り返ってまとめることで深い理解につながり、参加者から感想やアドバイスをもらうことで新たな発見にもなりました。

最後に、発達段階(発達年齢)に応じたモノとの出会いについて、環境や援助のポイント等を多田先生にお話しいただきました。

第5回保育実践研修

日時

令和3年1月8日(金曜日)午後1時40分~午後5時

会場

しばざくら幼稚園

講師

神戸常盤大学教育学部こども教育学科 多田琴子教授

保育実践の内容

言葉・音楽を使った遊びについて

第5回保育実践研修
  1. 担当年齢
  2. 今年行う発表会の内容(音楽遊び・劇遊び・表現遊び・太鼓・ベル等)
  3. なぜこの劇、お話、曲にしたいのか(保育者のねらい・思い)
  4. 育てたい力・育つ力
  5. これまでの保育(活動)とのつながり

を、一人ずつ発表しました。

多田先生のお話

発表会の考え方についてのポイント

  1. 1年の成長を子どもとともに実感知る機会であること。
  2. 園の目指す子ども像を念頭に置くこと。
  3. これまでの活動や遊びを継続的に取り入れていくこと
  4. 子どもたちが喜んで取り組み、一人一人の良さが発揮されること

 

0~2歳児担当者でのグループワーク

後半は2つのグループに分かれて発表会についての話をしました。

0~2歳児のグループは、子どもたちが楽しんでいる様子、さらに楽しくなるためにはどんなことがあるか等を話しました。

第5回保育実践研修

3~5歳児のグループでは、発表会をどうしたらもっと楽しめるか、子どもたちが主体的に活動できるにはどうしたらいいか、この場面ではどんな表現があるか等、具体的な意見を出し合いました。多田先生のアイデアもたくさんいただきました。

 

食育・アレルギー対応分野(西脇市保育協会委託)

第1回食育・アレルギー対応研修(リモート研修)

日時

令和2年10月31日(土曜日)午前9時20分~午後4時45分

会場

メイン会場:西脇こども園
サテライト会場:市内こども園

講師

関西福祉大学教育学部児童教育学科 廣陽子准教授

演題

健やかな子どもを育てるために~食を視点に考えよう~

食育・アレルギー対応内容 

5つある内容の中で3項目を学びました。

  • 栄養に関する基礎知識について
  • 食育計画の作成と活用について
  • 園における食事の提供ガイドラインについて

廣先生は、一番最初は朝ごはんの話をされました。朝ごはんに菓子パンを食べていませんか。食べないよりはいいけれど、菓子パン(甘いもの)を朝から食べるとインスリンの働きにでイライラしたり血糖値のバランスが悪くなります。生活習慣病にもつながります。忙しい日はしょうがない。でも、その知識を知っていて食べるのと知らなくて食べているのは、大きな違いがあるのだと伝えてくださいました。

メイン会場での研修の様子

写真はメイン会場(西脇こども園)での様子。会場は密を避け、各こども園はリモートで受講しました。保育者だけでなく、管理栄養士や調理師、看護師等も参加しました。

廣先生の様子

実際に昨日食べた1日の食事をもとにバランスガイドでチェックしたり、実際に園で行っている食育活動を書き出してみたりする等、具体的で分かりやすい研修でした。

食育・アレルギー対応研修

子どものお箸の持ち方について。掲示物(食育だより)を見たり、実際に確かめていきながら具体的にアドバイスいただきました。

食育・アレルギー対応研修

第2回食育・アレルギー対応研修(リモート研修)

日時

令和2年11月28日(土曜日)午前8時50分~午後4時30分

会場

メイン会場:西脇こども園
サテライト会場:市内こども園

講師

兵庫医療大学看護学部看護学科 阿川勇太助教

演題

子どものアレルギーの基本とその反応について

食育、アレルギー対応内容 

アレルギー対応ガイドラインについて

6時間の研修で

  • 保育所におけるアレルギー対応の基本
  • アレルギー感染対策の実施体制
  • 食物アレルギーへの対応
  • 生活管理指導票に基づいた対応の解説(主に食物アレルギー)

を学びました。

メイン会場での研修の様子

メイン会場(西脇こども園)での研修の様子。会場は密を避け、各こども園はリモートでの受講になりました。

研修参加者の携帯を使ったアンケート

研修参加者のスマホを使った参加型の問題にも挑戦しました。結果がすぐ出るので、楽しみながらの復習することができました。メイン会場とサテライト会場の参加者のリアルタイムな意見交換も。

食育・アレルギー対応研修

問題は、正誤の回答方式だけではありません。例えばこんな問題も。

問題「家ではなかなか食べないので、園で食べさせてください。」あなたならどう答える?

参加者の方の入力したコメントが随時掲載され、それを見ていいねをつけていきます。食育アレルギー対応を学ぶだけでなく、保育に対する視点の広がりも見られました。

食育・アレルギー対応研修

最後の質疑応答では、各サテライト会場から質問や感想が多く出ました。

第3回食育・アレルギー対応研修(リモート研修)

日時

令和3年1月9日(土曜日)午前8時50分~午後0時20分

会場

メイン会場:西脇こども園
サテライト会場:市内こども園

講師

兵庫医療大学看護学部看護学科 阿川勇太助教

食育、アレルギー対応内容

アレルギー疾患の理解について

園でよく見られるアレルギー(アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎および気管支喘息)についての基本知識と対応について学びました。

メイン会場での研修の様子

メイン会場(西脇こども園)の研修の様子。会場は密を避け、各こども園とリモートでつなぎ研修を受けました。

阿川先生の資料を見ながらわかりやすい説明の様子

図表や写真、動画等を使って説明。アレルギーマーチ、ぜん息発作時の観察ポイントや吸入器の使い方、外用薬の塗布の方法を学びました。

災害時のアレルギー食について

アレルギー対応の災害食の検索サイトも教えていただきました。

  • 防災ネット
  • ソナエテ(赤ちゃん用、子ども用防災)他

災害時のアレルギー食についても考え、準備しておく必要があると感じました。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市教育委員会 教育創造部 幼保連携課(幼児教育センター)

〒677-0052
西脇市和田町688-47(旧しばざくら幼稚園内)
​​​​​​​電話:0795-22-2432
ファックス:0795-22-3156​​​​​​​
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