園小架け橋研修(令和8年度)

更新日:2026年07月23日

6月30日 第2回研修会

日時

令和8年6月30日(火曜日)午後3時00分~4時45分

会場

西脇市役所大会議室

講師

兵庫教育大学大学院学校教育研究科

飯野祐樹准教授

内容

架け橋期に大切なこと

演題

実践から捉える園小の連携・接続

研修の様子 

6月30日研修参加者感想まとめ(PDFファイル:167.9KB)

6月30日園小架け橋研修1

 まず研修冒頭で飯野先生は、演題にある「連携」と「接続」の違いについて参加者に問いかけられました。普段何気なく使っている言葉ですが、いざ「違いは?」と問われると、そこまで意識して使い分けていないことに気付きました。「連携」は人と人が関わることであり、「接続」は枠組みをつなげる、カリキュラムをつなげることだとお話しいただき、この2つは車でいうと「両輪」にあたるため、どちらも必要であると教えていただきました。また小学校教育と幼児教育はそれぞれ「特色があり違いがある」ことが大前提であると話され、園(就学前教育施設)から小学校へ入学する際に段差ができることは当たり前であり、そこを「なくす」ということは小学校において「就学前教育を続ける」ことと同じなので、「段差をなくす」のではなく、段差は必要であり、その段差を「乗り越えられる段差」「意味のある段差」にすることが大切だとお話しされたことがとても印象的でした。

6月30日園小架け橋研修2

 架け橋期の連携・接続において、園小職員の「育てたい子どものイメージ」にずれがないことが大切であり、「子ども観・あそび観・教育(保育)観」の共有の重要性と、子どもたちの「個性を残す」ことの大切さも教えていただきました。大人の価値観によって子どもたちのできることを奪っていないか、また大人が子どもに関わる際「子どものために」という自己満足の視点になっていないか、そうではなく「子どもにとって」どうかという視点が大事であると教えていただき、参加者一同はっとさせられる場面となりました。「学びの機会」「探究の機会」を奪うことがないよう関わっていくことが大切だと改めて感じることができました。

 園と小学校の違いとして、幼児教育では遊びは「目的」ですが、小学校では「手段」となっていることや、幼児教育は方向目標であるのに対し小学校は到達目標であること等具体的な違いもお話しいただき、そのような違いがある中で、園小の職員が共通にもっていると良い視点として、1.遊びを捉える視点、2.できることできないこと、3.環境のつながり、を挙げられました。互いの特色ある教育を相互に理解していく中で、子どもたちにとって「意味のある段差」「乗り越えられる段差」にしていくことの重要性を教えていただきました。

4月3日 第1回研修会

日時

令和8年4月3日(金曜日)午後2時00分~4時45分

会場

西脇市役所大会議室

講師

大阪府泉大津市立楠小学校

竹野乃利子教頭

兵庫教育大学大学院学校教育研究科

鈴木正敏教授

内容

学校現場でのスタートカリキュラム運用の実際について

接続期カリキュラムの活用、運用の仕方について

園小での情報交換

演題

「わくわく1年生スタート研修」~みんなが安心・みんなが育つ~

接続期カリキュラムについて

研修の様子 

4月3日研修参加者感想まとめ(PDFファイル:197.4KB)

4月3日園小架け橋研修及びカリキュラム研究委員会

令和8年課題別研修会第1回園小架け橋研修と第1回認定こども園・小学校接続カリキュラム研究委員会を同時開催しました。今回、前半は長年スタートカリキュラムの研究、実践を継続されている小学校現場での取組や実践を直接お聞きしたいと考え、大阪府泉大津市の竹野教頭先生にお越しいただき、具体的な事例や実践を交え、お話しいただきました。

実際にスタートカリキュラムを運用・実践され、また現在も指導に当たられている竹野先生からのお話は本当に具体的で、授業の導入の工夫や、子どもたちの安心感を生み出す工夫が満載でした。グループ活動や外遊び・室内遊びの中に、就学前教育施設で子どもたちが行ってきた活動を取り入れ安心感をつくり、その遊びや活動の中から意図的に教科へとつなげていかれる授業づくり、教材研究を目の当たりにし、小学校の先生方にとっては「そんなふうにすればいいんだ!」「やってみよう!」と思える内容ばかりでした。またこども園の先生方にとっても、「園でしている内容だ!」「あんなふうに思考をつなげていけたらいいな。」という気付きがあり、実際に園でも意識していこうと思える内容でした。

講演の際、竹野先生が何度も言われていた言葉は「安心感」でした。「安心感が意図」であり、先生は子どもたちの安心の場をつくるために工夫することがスタートカリキュラムの基本だと教えていただきました。また「明日学校に来る必要感を子どもたちが感じることができるようにする」と言われたことも印象的で、そのためには子どもたちの主体性を大切に「やってみたい」「これはなんだろう?」「調べてみたい!」という気持ちがもてるようにするとともに、1日の思考をつなぐ授業づくりに取り組んでいくことが大切だとお話しいただきました。

4月3日園小架け橋研修及びカリキュラム研究委員会2

後半はカリキュラム研究委員会アドバイザーの鈴木先生より西脇市の接続カリキュラムについてお話しいただきました。その中で、子どもたちが探求して活動を進めていくことの大切さや、そのための手立てや工夫、また園と小学校の環境や用意されている物の違いについても教えていただき、子どもたちが安心感をもって、探求していくことのできる環境づくりについてのアドバイスもいただきました。

その後は鈴木先生のファシリテーションの下、小学校区ごとの園小職員のグループで話し合いをしました。「接続シート」を基に園の先生方から子どもたちの活動の様子、そこからの学びや成長等について話していただきながら対話してく中で、具体的な子どもたちの姿をイメージしながら、育ってほしい姿を園小の職員が共有することができました。またスケジュールシート作成については、子どもたちの具体的な姿からどのようにスケジュールを組めば、無理なく「安心感」をもって学校生活を楽しむことができるのか、ということを共に考える機会となりました。子どもたちが安心感をもち、意欲的、主体的に探究しながら「明日もこれがしたい!」と思えることの大切さを改めて感じられたように思います。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市教育委員会 教育創造部 幼保連携課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-23-5219
問い合わせフォーム