教育・保育内容研修(令和8年度)
8月28日 第3回研修会
日時
令和8年8月28日(金曜日)午後2時~4時
会場
オリナスつながるスタジオ
講師
大阪総合保育大学児童保育学部
瀧川光治教授
内容
アプローチカリキュラムについて
演題
子どもの姿から考えるアプローチカリキュラム
研修の様子
「5領域」「資質・能力」「10の姿」の関係性について、いつも瀧川先生から教えていただいている「トキメキ、ヒラメキ、気づき・発見!」というキーワードを使い、分かりやすく丁寧にお話いただきました。また、次期教育要領の改訂の方向性を見据え、今後のポイントとなるであろう「遊びの深まり」についても詳しくお話いただきました。遊びを「広げること」はいろいろなことを経験させようとすることであり「深めること」は一つのことをじっくりと取り組ませようとすることである。どちらも大切であるが「深めること」を意識していただきたいとお話されました。遊びを深めるためには乳幼児の姿から遊びの中の学びを見取ることが大切であり、そこから環境構成や援助を考え、繰り返し再構成することで「遊びの深まり」の実現が行われていくことを教えていただきました。
また「10の姿」についてはもう少し柔軟に捉えると保育が豊かになるということをお話いただきました。例えば、10の姿の「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」の「図形」という言葉を聞くと、〇△□のような図形を意識されることが多いが、カブトムシのように幼虫から成虫へと形が変わっていくものを観察することで形への関心につながることや、数量の中の「重さ」についてはスケールで量る活動ばかり重視せず、マットなどの重い物を運ぶ時にその重さを感じることも重さの感覚につながることを教えていただき、生活の中や遊びの中にたくさんの学びがあることを柔軟に捉え意識する大切さを学びました。
次に各自が年度当初から撮りためていた10の姿に当てはまる写真を1枚ずつ「10の姿」「育ってほしい姿」「トキメキ、ヒラメキ、気づき・発見!」について読み取り、隣の人と語り合う時間を設けました。その後各自が写真を1枚選び、ワークシートに貼り、その写真についての「10の姿」「育ってほしい姿」「トキメキ、ヒラメキ、気づき・発見!」を記入しました。自分の思いを言語化したことで、自分の考えが明確になり、作成がよりスムーズに進む様子が見られました。演習を行うことで、講義でご教示いただいた内容を具体的に理解することができました。「ワークがあったことでよく分かり大変参考になった。園でも共有し、やってみたい」という声が聞かれました。また瀧川先生は、西脇市のアプローチカリキュラムに、自園の実践を活動例として加え、園独自のアプローチカリキュラムを作成することを勧められていました。
7月16日 第2回研修会
日時
令和8年7月16日(木曜日)午後3時~5時
会場
オリナスつながるスタジオ
講師
兵庫教育大学大学院学校教育研究科
井上朋子准教授
内容
体験型プログラム:アートコミュニケーションについて
演題
感じてつながる表現アートの時間
研修の様子
井上先生から、子どもたちが感じていることに目を向け、その表現を受け止めるためには、保育者自身が自分や周りのことを感じつながる体験を重ねることが大切であることをお話いただきました。そのために、今回の研修では参加者自身が「感じてつながる」ことが体感できる演習をたくさん行いました。
「自分とつながる」演習では、自分の心や身体を感じる時間をとることが大切だと教えていただきました。目を閉じて自分を感じ、ボディマップを描き、表現が似ている人とペアになり、自分のボディマップを使って自己紹介をしました。「相手とつながる」演習では、ペアになった参加者とエア表現、新聞紙で丸めた棒、トーンチャイムの音などで、相手の表現を感じ、それを受け止めて自分も表現するという様々なキャッチボールを楽しみました。「みんなとつながる」演習では、木琴やトーンチャイムで「ミソラシレ」という限られた音を使い、一人一人が順に好きなリズムを演奏して音をつないだり、みんなで一斉に好きなリズムを演奏して音を重ねたりすることで皆で今だけの音楽を作ることができました。
参加者は演習を通して「自分とつながる」「相手とつながる」「みんなとつながる」ということを体感されていました 。
井上先生の穏やかなお声がけと見守りにより、参加された先生方が安心して表現できる心地よい空間を作っていただき、その環境づくりも勉強になりました。「多様な遊びやデジタルメディアに囲まれた子どもたちだからこそ、子どもの感じていることに目を向けることや、言葉にならない表現を受け止めること、安心して表現できる環境をつくることが大切である」とお話いただきました。
自分や周りのことを感じつながる体験を重ねることで、その積み重ねが子どもたちの安心感、もっと表現したいという意欲、より豊かな表現へとつながることを教えていただき、保育者自身も体感することができました。明日からの保育に生かせるたくさんのご示唆いただきました。
5月14日 第1回研修会
日時
令和8年5月14日(木曜日)午後3時~5時
会場
西脇市幼児教育センター
講師
前関西女子短期大学保育学科
田邉実香講師
内容
タッチケアの必要性
演題
タッチと抱っこ
~抱っこ紐とタッチケアの必要性と災害時の抱っこ紐について~
研修の様子
5月14日研修参加者感想まとめ(PDFファイル:177.6KB)
今回の研修は、乳幼児の愛着形成にとって大事なタッチケアについてと、災害時に役立つ抱っこ紐について、日々の保育にすぐに使える内容を演習を交えながらご教示いただきました。
研修前のアイスブレイクとして、参加者が隣の人の良いところ見付けをして伝え合いました。初対面の方もおられましたが、何回か繰り返すことで次第に参加者全員が笑顔になり、和やかな雰囲気の中、演習に入ることができました。
演習は、「わらべうたと手遊び」「タッチケア」「避難時の抱っこ紐」についてと盛りだくさんの内容でしたが、1つ1つ丁寧に分かりやすく実演していただきました。「わらべうたと手遊び」は、参加者全員が、童心に帰り楽しむ様子が見られました。田邉先生が「乳幼児期にわらべうたに触れなければ、経験をすることがなくなってしまう」と言われ、伝統的に引き継がれてきたわらべうたに乳幼児期に触れる機会をもつことの必要性を改めて感じました。「タッチケア」について、田邉先生は「『さわる』ではなく『ふれあう』こと」「優しいタッチでぬくもりを伝え、『安心感とリラックス』を与えることが大切である」と話されました。参加者の先生方がペアになり実践する中で実際に心地よさや「安心感とリラックス」を感じられていました。それぞれのマッサージについての効果や意図も教えていただき、明日からの保育に生かせるヒントをたくさんいただきました。前回の研修でも教えていただいた「魔法の手」や「入眠のマッサージ」を園で実践された方があり、子どもたちへの効果を実感されていました。
最後に抱っこ紐の有用性について学ぶことができました。また、大きな布は抱っこ紐の代わりになることを教えていただき、実際に布を用いて人形を抱っこしてみました。楽に抱っこできること、両手が使えることを実感し保育室に1枚の大きな布を常備しておくと避難時に役立つことを知りました。本日学んだことは、園で共有し実践したいという感想をもたれた参加者が多く、有意義な研修となりました。
この記事に関するお問い合わせ先
西脇市教育委員会 教育創造部 幼保連携課(幼児教育センター)
〒677-0052
西脇市和田町688-47(旧しばざくら幼稚園内)
電話:0795-22-2432
ファックス:0795-22-3156
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更新日:2026年10月02日