キャリアアップ研修(令和7年度)

更新日:2026年03月03日

1月21日 第4回研修会

日時

令和8年1月21日(木曜日)午後1時30分~4時10分

会場

西脇市役所大会議室

講師

大阪総合保育大学児童保育学部

瀧川光治教授

内容

アプローチカリキュラムについて

演題

子どもの育ち、保育の内容をアプローチカリキュラムの視点で考えてみよう

 

研修の様子 

第4回キャリアアップ研修参加者感想まとめ(PDFファイル:96KB)

第4回キャリアアップ研修写真1

始めに、子どもの育ちや保育の内容をアプローチカリキュラムの視点で考えるためには、10の姿をより深く理解することが必要であるとお話いただきました。「自然との関わり・生命尊重」の内容にある「愛情や畏敬の念」という文言に焦点を当て、どのような活動が『自然との関わり・生命尊重』に当てはまるのかを考えました。「ドングリをただ転がすだけの活動は当てはまらないが、ドングリ虫に愛情をもち、触ったり観察したりする活動は当てはまる」等具体的に教えていただきました。また、「自立心」については、乳児期は生活習慣などでできることが少しずつ増えていき、少しずつ「自立」していく姿が見られ、幼児期は「自立」に「心」が付き、その「自立」していく行動に伴う気持ちが育つ様子から「自立心」が育っていくのだと教えていただきました。何度も読んでいるはずの文言も、丁寧に読み込み、意味を確認し考えることで多くの発見や学びがありました。参加者の先生方もうなずきながら聞いておられました。

 

第4回キャリアアップ研修写真2

次に「はじめの100か月の育ちビジョン」の動画を見て、子ども一人一人の思いや願い、やってみたい気持ちを大切にする「こどもまんなか保育」について考えました。まずは、そのような保育を目指す中で「子どもの思いを大切にしているか」「温かい関わりができているか」ということを投げかけられました。自分の保育が「こどもまんなか」になっているのか考え続けることが大切であること、自分達がしてきた保育内容を具体的に10の姿の視点で小学校へ伝え、学びをつなぐことが大切だと教えていただきました。

その後、各自が持参した写真を使ってワークを行いました。2人組になり、写真の子どもの姿からアプローチカリキュラムの「10の姿」のどれに当てはまるか、「育ってほしい姿」のどの部分に当てはまるか等を話し、「トキメキ・ヒラメキ・気づき・発見!」について読み取っていきました。実際に対話し自分の考えを言語化することで、自分の考えが明確になり、各自のシート作成が進んでいました。また、シートを作成したことで次の手立てや、より主体的、対話的で深い学びになるためには、どのようにすれば良いかを考えることができ、それが園小接続につながっていくのだと教えていただきました。

 

11月21日 第3回研修会

日時

令和7年11月21日(金曜日)午前9時~午後3時

会場

日野こども園

講師

兵庫教育大学大学院学校教育研究科 

鈴木正敏教授

内容

  • 公開保育
  • 講義
    幼児教育の意義、保育の環境、幼児の発達に応じた保育内容、指導計画・記録及び評価、学校との接続

演題

幼児教育の意義と 小学校との接続 ~架け橋期の学びを考える~

研修の様子 

第3回キャリアアップ研修写真2

前回に引き続き、日野こども園が公開保育をされました。

鈴木先生から今までの保育の流れと今日の保育を見る視点についてお話いただいた後、公開保育を見せていただきました。各クラスとも、発達段階や興味、関心に応じた保育がなされていました。1歳児はたくさんの落ち葉で思い切り遊び、2歳児は秋の自然物を取り入れたマラカス作りと、カキやリンゴの制作をしました。匂い、手触り、形、音などが感じられるように実物に触れる経験を大事にされていました。3歳児は子どもたちから声が上がったドーナツ屋さんとジュース屋さんになりきってごっこ遊びを楽しみました。4歳児は、各クラスで興味のある「きのこ」と「色」を題材にしたペア制作をする中で、2人で相談し協力しながら一つの物を作る経験をしていました。そして、5歳児の「テーマパーク」遊びでは、子どもたちの「楽しい」「もっとこうしよう」という主体性や意欲が感じられ、前回の公開保育から遊びがより深まっている様子が見られました。

今回は、そんな「テーマパーク」に日野小学校の1年生が遊びに来てくれました。1度だけの交流ではなく、事前交流を行う中で1年生から「テーマパーク」で困ったり、うまくいかなかったりすることに対してのアイデアをもらったり「ライブごっこ」の遊びが盛り上がるように1年生と「ペンライト」を一緒に作ったりしました。5歳児は「誰かのため、人のため」と思うことで、より意欲が高まり、頑張ることができたこと、1年生は自分たちがアドバイスをしたことで園児の思いややりたいことを実現できたことに喜びを感じることができていました。互いに良い刺激となり、思い合う気持ちも芽生え、互恵性のあるとても良い交流となりました。

 

第3回キャリアアップ研修3

午後は公開保育の写真を見ながら、鈴木先生に「幼児教育の意義と小学校との接続 ~架け橋期の学びを考える~」という演題で御講義いただきました。「幼児期(アプローチ)で育てるもの」として、主体的、対話的で深い学びにつながるよう 子どもたちが自分たちの興味関心に沿って 活動できるようにすることや、対話しながら考え続けることを促すこと、失敗や試行錯誤を繰り返して 何かを得る体験を多くすることが重要だとお話いただきました。そのために、日野こども園のように乳児期から「楽しい」と思える実体験をすること、幼児期には子どもが「やりたい」と思ったことを基に遊びを進めることが大切だとお話いただきました。また「小学校(スタート)で育てるもの 」として、子どもたちの先行経験を聞き出し、個々の興味関心に目を向けることで、幼児期に培った資質能力を踏まえて、それを学校生活に生かせるようにすることや、生活や学習規律についても、自分たちで考えて身に付けられるようにすること等が大切だとを教えていただきました。

公開保育について振り返りながらお話を聞くことで、具体的にイメージすることができ、大変学びの多い貴重な研修となりました。

 

8月7日 第2回研修会

日時

令和7年8月7日(木曜日)午後2時30分~午後5時10分

会場

西脇市市民交流施設つながるスタジオ

講師

大阪総合保育大学児童保育学部

瀧川光治教授

内容

幼児教育の指導計画、記録及び評価について

演題

子どもの遊び理解を指導計画へつなぐ

~子どものトキメキ・やってみたいに注目して、ヒラメキ・イメージ、10の姿で捉えよう!~

研修の様子 

第2回キャリアアップ研修参加者感想まとめ(PDFファイル:317KB)

8月7日キャリアアップ研修1

研修の冒頭で、子どもの遊び理解を指導計画につなげ生かすためには、保育の振り返り・改善のサイクルを回すことが大切であるとお話され、今日の保育、1週間の保育、今月の保育を振り返り(自己評価)、それを明日、来週、次月の保育に生かしていくことが大事だと教えていただきました。

また「吹きコマ」とは知らせず参加者に1つずつ渡され、「どうやって遊ぶと思いますか?」「遊んでみてください」と投げかけられました。最初は戸惑われていましたが、「こんなふうにやってみたらどうだろう?」「上から吹いたらすごく回る!」「手の平の上でも回るのかな?」「やっぱり机の上が1番回る!」等、「トキメキ、ヒラメキ・イメージ、気づき・発見」のサイクルがくるくる回って、大人がわくわくしながら遊ばせてもらいました。「そのわくわくを子どもたちが感じられるよう、保育を計画していくことが大切なんです」と話され、実体験として腑に落ちた瞬間でした。

8月7日キャリアアップ研修2

また「子ども理解」と「子どもの遊び理解」の違いにもふれられ、子ども理解はその子の性格や特性等含めて「丸ごと理解」していくことであり、「遊び理解」は遊びや活動中に生じている内面を読み取り「その子の今」を理解することだとお話され、ミクロに捉える子どもの遊び理解につながるドキュメンテーションの作成についても教えていただきました。ドキュメンテーションで保育を可視化することで、自身の保育の振り返りと次への見通しを立てることができるとともに、「子どもの遊びの理解」が深まり、そのことが保育の質の向上につながっていくとお話されました。

遊びは保育者の思い付きやいきなりの発展ではなく、「子どもの遊び理解」から手立て(環境構成や援助等)を考え、「やってみたい!」というトキメキの気持ちが続き、ヒラメキ、気付き・発見が生まれるよう計画を立てていくことが大切だと教えていただきました。

6月19日 第1回研修会

日時

令和7年6月19日(木曜日)午前9時~午後3時

会場

日野こども園

講師

兵庫教育大学大学院学校教育研究科 

鈴木正敏教授

内容

  • 公開保育
  • 講義
    幼児教育の意義、保育の環境、幼児の発達に応じた保育内容、指導計画・記録及び評価、学校との接続

演題

幼児教育の指導計画、記録及び評価/小学校との接続
~ドキュメンテーションから学びを探る~

研修の様子 

6月19日キャリアアップ研修参加者感想まとめ(PDFファイル:298.5KB)

 

6月19日公開保育

まず、本日の保育や参観の仕方、今までの保育の流れについて鈴木先生からお話しいただいた後、保育を参観しました。

公開保育では各年齢とも、子どもの姿や興味関心から遊びが展開されていました。4歳児は各クラスの子どもが興味をもっている「恐竜」や「宇宙」の遊びが続いており、「保育室に入ったら、何に興味があるのかすぐわかる環境づくりをされている」と参加者の先生が言われていました。5歳児は、「テーマパーク作り」の遊びの中で、グループごとに子どもたちが主体的に生き生きと遊びを進めている姿が見られました。

参加者は参観した中で、気付いたことやすてきだと思ったこと、聞きたいことを、それぞれ付箋に記入し、各保育室に用意してある用紙に貼っていきました。公開園の先生方は「すてきだと思ったこと」の付箋のコメントに力をもらい「うれしい。公開保育をやって良かった」との感想をもたれていました。

公開保育後、各担任から本日の保育について振り返り語っていただきました。先生方が自分の保育についてしっかりと語られている姿が印象的でした。その後、鈴木先生からご講評をいただきました。鈴木先生は付箋のコメントにも触れながら主体的な活動をする子どもたちを支える先生方を認める言葉をかけられていました。

6月19日公開保育2

午後は、鈴木先生にご講義いただきました。ドキュメンテーションを生かすにはどのようにすれば良いかを具体的に教えていただきました。ドキュメンテーションを作るときのコツとして「子どもが使える、保育者が使える、保護者が分かる」ということを意識すること。また、きれいにまとめることが大事なのではなく、まずは写真1枚でも良いので、活動内容や子どものつぶやき、保育者や子どもの願いを書くと良いということなどを教えていただきました。

幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続については「教育の目的・目標」「教育課程」「教育活動」の3段構造で捉えることや連携から接続へと発展する過程などについて教えていただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市教育委員会 教育創造部 幼保連携課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-23-5219
問い合わせフォーム