自然豊かなまちで、まちに根付いた食堂を

かもめ食堂

(左から)窪田靖子さん・船橋律子さん

 

 令和3年12月、自然豊かな黒田庄町黒田に空き家を利用した自宅兼店舗の「かもめ食堂」がオープンしました。

 お二人は、六甲で人気の飲食店を営んでいましたが、多忙により体調を崩したことや新型コロナウイルス感染症の流行がきっかけとなり、新たな物件を探し始めました。”いつかは自然豊かなところで”という想いのもと、たどり着いたのが黒田庄町黒田の物件でした。

居心地が良く、ストレスフリーなまち

外観

空き家を利用した自宅兼店舗『かもめ食堂』

 移転前は、店舗と自宅が離れていたことや、イートインに加え惣菜の販売も行っていた為、夜中から仕込むことが多く、多忙でした。そんな中新型コロナウイルス感染症が流行したことがきっかけとなり、”いつかは自然豊かなところで”の想いを行動に移すことにしました。

 はじめは、他の場所を探し始めましたが、市街化調整区域が多く、「自宅兼店舗」ができる場所が中々見つからなかったそうです。

かもめ食堂

西脇市の魅力について話す窪田さん(左)と船橋さん(右)

 そんな中たまたま紹介された黒田庄町の物件を見に行ったところ、一目惚れし、移住を決めました。

 実際に住んでみた印象は、”本当に居心地が良いまち”です。「西脇市の市街地までは車で30分程度で便利だと感じます。何よりごみごみしておらず、人目が気にならない。まちの人たちも良い人で、私たちを受け入れてくれました。」「個人個人にサポートが行き届いている。」とお二人は話します。

お子様からご年配の方まで馴染みやすい味を

定食

かもめ食堂の日替わり定食

 客層が幅広いというかもめ食堂。お子様からご年配の方まで幅広い世代に”馴染みやすい味”に仕上げるのがお店のこだわりです。

 食材は、旬のものや地元産のものを使用し、季節感を感じる優しい味の定食が食べられます。

店内

アットホームな雰囲気の店内

 築39年の空き家を改修した店内は、家のようなアットホームな雰囲気です。

 「兵庫県空き家活用支援事業」を活用し、床や壁、キッチンを改修しました。木や畳の温もりを感じる空間です。

惣菜販売をし、地域の人に届けたい

店内

料理を提供する船橋さん

 「今後の目標は、人を雇ってお惣菜作りをすることです。」と船橋さん。「現在は、月2回通販で販売もしていますが、通販ができるお惣菜も限られているので、できれば対面での販売がしたい。レシピ化に取り組んでいますが、レシピ通りに作っても、食材の状態等で同じ味にはならないのでそこが難しいところです。」と今後の展望と課題を聞きました。

 地域に根付く食堂を目指し、試行錯誤するお二人に今後も目が離せません。

 

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市 建設水道部 都市住宅課(移住定住・空き家対策推進室)

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-8573

​​​​​​​​​​​​​​問い合わせフォーム

更新日:2023年06月27日