基本理念

　中心市街地は、古くから商業・業務など様々な機能が集積し、人々の生活や娯楽、交流の場となり、長い歴史の中で地域独自の文化や伝統を育むなど、そのまちの活力や個性を代表する「まちの顔」ともいうべき場所です。
　しかし、近年、多くの都市でモータリゼーションの進展への対応の遅れや商業を取り巻く環境の変化、まちの中心部の人口減少と高齢化などを背景に、中心市街地の衰退・空洞化が深刻化しています。
　西脇市の中心市街地は、かつて商店街を取り巻くように映画館や喫茶店、遊技場、飲食店が建ち並び、播州織を礎に職住一体となった市街地を形成していました。そして、誰もが北播磨の商都と呼ばれることに自覚と誇りを持っていました。
　ところが、市街地の外延的拡大や社会構造及び商業構造の変化、価値観や生活スタイルの変化などにより、中心市街地は商業も衰退し人口の減少も著しく、市内で一番高齢化の進むところに変わってしまいました。
　このような中心市街地のなかで、西脇区は、歴史・文化・交通・生活の面から、さらにはふるさとの川（杉原川）や丘（童子山）を擁する地理的な面からも、中心市街地の中心、まさに「へそのへそ」にふさわしいところです。
　西脇市の中心市街地は、商店街を中心に自然発生的に形成されましたが、現在は活気と賑わいを失っています。時代の要請をしっかりと受け止め、快適で心豊かに賑わう北播磨の核として市街地を蘇らせ、次代につなぐことが今の私たちに課せられた課題です。
　私たちが実現しようとしている中心市街地は、「人にやさしく個性と誇りを持ち、楽しさと賑わいがある、新しい文化を生み育む、豊かな水と緑を活用した、市民、商業者、行政のパートナーシップによりまちづくりを進める・・・」そんなまちです。
　

「え～まちやんか西脇」とは「いい街だよね西脇」という意味の播州弁です。
 

　西脇市民の誇りを喚起し、また西脇市外の多くの人たちへの呼びかけの意味を込めて、親しみある「播州弁」で5つの柱を表現しました。

・ほかのまちとはちゃいまっせ　個性と誇りあるやさしいまちづくり
・元気でいきいきしてまっせ　楽しさと賑わい豊かなまちづくり
・新しいもんがありまっせ　新しい文化を生み育むまちづくり
・きれいでゆったりしてまっせ　水と緑豊かな回遊性のあるまちづくり
・みんなでいっしょにやりまっせ　パートナーシップによるまちづくり

播州織のふるさと西脇
　5つの柱のまちづくりを実現するために必要な要素を 西脇市を代表する播州織りの「織－ショク－」の音をキーワードに分類し 以下の7つの「ショク」から7色に輝く新しい西脇の中心市街地 “え～まちやんか西脇”の創造を目指します。