持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み

更新日:2023年07月03日

持続可能な開発目標(SDGs)とは

SDGsの画像

SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された、先進国を含む国際社会の共通目標です。

持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、「だれ一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に統合的に取り組むことが期待されています。

 

17のゴール
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ゴール1 貧困をなくそう

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

goal2

ゴール2 飢餓をゼロに

飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

goal3

ゴール3 すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

goal4

ゴール4 質の高い教育をみんなに

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

goal5

ゴール5 ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う

goal6

ゴール6 安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

goal7

ゴール7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

goal8

ゴール8 働きがいも経済成長も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

goal9

ゴール9 産業と技術革新の基盤をつくろう

強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

goal10

ゴール10 人や国の不平等をなくそう

各国内及び各国間の不平等を是正する

goal11

ゴール11 住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
   

goal12

ゴール12 つくる責任つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

goal13

ゴール13 気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

goal14

ゴール14 海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

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ゴール15 陸の豊かさも守ろう

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

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ゴール16 平和と公正をすべての人に

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する

goal17

ゴール17 パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

 

西脇市におけるSDGs

 将来の予測が困難な社会において、誰もが生涯にわたっていきいきと暮らし、輝ける地域社会を築き、私たちのまちを次世代へとつないでいくため、2018年度に本市のまちづくりの羅針盤ともいえる西脇市総合計画を策定しました。総合計画は、「SDGsの達成のために自治体レベルで取り組んでいくための指針」としても位置付けており、SDGsの理念を踏まえたまちづくりを推進することとしています。

SDGsの達成に向けた取組の紹介

 

西脇市の主な取組

黒田庄和牛の画像

黒田庄和牛を起点とした循環型農業を推進し、人にも自然にもやさしい農業を進めています。大学や農業者などと連携した農業人材の育成や地産地消・六次産業化などを進めています 。

健幸運動教室の様子

筑波大学久野教授のメソッドとICTを生かしたオリジナル健幸プログラムの開催や、健康活動に応じてポイントが付与される健幸ポイント制度を推進。健康寿命の延伸を目指しています。

はぴいくの様子

安心して出産に臨み、子育てができるように、すべての妊産婦や子育て世代に寄り添った子育て支援体制づくり(妊娠期から切れ目なく支援する相談窓口「はぴいく」の設置、子育て期のライフプラン作りのお手伝いなど)を進めています。

タブレットを活用した授業

ICTの進展やグローバル化など大きく社会が変化する中で、自ら未来を切り開いていく力を培えるよう、ALTの充実や英検受験の支援、海外姉妹都市「レントン市」との交流などを通じた英語教育、タブレット型端末を活用する個に応じた教育を進めています。

パパママ育て事業

子どもたちにとって家庭が安らぎの場であるために、パパママを対象に子どもとの関わり方やあそびなどを楽しく学ぶ「パパママ育て事業」を市民活動グループ等と連携をとりながら実施しています。パパもママも子どもも、みんなを笑顔にします。

西脇市太陽光パネル

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、創エネ設備の設置や電気自動車の導入を支援し、二酸化炭素排出量の削減を促進しています。市が設置する太陽光発電設備から得られた収益を環境保全などに活用しています。

企画するデザイナー

西脇市の発展を支えてきた地場産業「播州織」の競争力強化に向けて、全国から若手デザイナーを誘致・育成し、播州織を活用した最終製品の創出とブランド力・認知度の向上を図っています。

にしわきじゅにあ人権教室

多様性・複雑化する人権課題をテーマに、市民の皆さんと協働した人権啓発事業を実施しています。地域の方や障害のある方、外国籍の方など、多様な人と触れ合う中で主体的に社会にかかわる力を培う「にしわきジュニア人権教室」を開催しています。

むすブン

人口減少や高齢化が進む中でも暮らしやすいまちを築くために、誰もが行きたい場所に気軽に出かけることができる予約型の乗合タクシー「むすブン」を運行しています。

西脇小学校の校舎

西脇市のシンボルともいえる歴史・文化資源「西脇小学校の木造校舎(築80年以上)」について、建設当初の建具や内装を忠実に残しつつ耐震補強やバリアフリー化を進めました。学びの舎としてだけではなく、コミュニティスペースとしても活用しています。(令和3年度国重要文化財に指定)

比延地区の移動販売車

人口減少や高齢化などに伴って生じる地域課題を解決するため、地域住民の力を合わせる組織「地域自治協議会」の設立・運営を支援しています。比延地区では、住民が運営する移動販売が行われています。

ボトルtoボトルの取り組み 循環型社会形成のために、西脇市(西脇多可行政事務組合)ではサントリーと連携協定を締結し、使用したペットボトルを新たなペットボトルに再生する「水平リサイクル事業」の取り組みを進めています。
フードドライブ 西脇市社会福祉法人連絡協議会では、余っている食品や日用品を福祉団体・施設等に寄付する「フードドライブ」の活動を進めています。こうした取り組みには、西脇ライオンズクラブや市内スーパーなどにも協力いただいています。
ワークショップ SDGsの目指す「誰一人取り残さない」持続可能な社会を実現するために、企業・学校等と連携し、研修、ワークショップを開催。SDGsに関する理解を深めるための取り組みを進めています。
みらフェス 茜が丘複合施設Miraieでは、SDGsをテーマとした「みらフェス」を開催。市内で事業を営む光洋機械産業株式会社と共同でSDGsに関するワークショップ・イベント等を行い、SDGsを楽しく学べる取り組みを進めました。

 

SDGsの視点で市政を見える化

西脇市SDGs推進計画

西脇市が推進する施策・取組をSDGsの視点で再構成し、SDGsの各ゴールの達成に向けた取組を可視化するために「西脇市SDGs推進計画」を策定しています。

この計画では、17のゴールごとに施策・取組を整理するほか、SDGsローカル指標を設定しています。また、総合計画に定める46の政策とSDGsの17のゴールとの関係性なども示しています。

 

西脇市SDGs推進計画(PDFファイル:3.6MB)

SDGs未来都市にしわきのパンフレット

SDGsパンフレット表紙

このパンフレットでは、SDGsの17のゴールについてや、西脇市の「循環型農業を中心とした豊かな農村環境づくり」をはじめ、西脇市で広がるSDGsの取り組みを分かりやすく紹介しています。

 

SDGs未来都市にしわき(パンフレット)(PDFファイル:8.8MB)

西脇市がSDGs未来都市に選定

SDGs未来都市選定証

SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・統合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い地域として、国から選定されるものです。

西脇市は、令和3(2021)年5月にSDGs未来都市として選定されました(県内では明石市に次いで2番目、中核市未満の自治体としては初めての事例です。)

 

SDGs未来都市首相メッセージ(PDFファイル:66.9KB)

選定証授与式の様子

オンラインでの認定証授与式の様子などをニュース風に動画でまとめましたので、是非ご覧ください(約1分40秒)。

 

西脇市が「SDGs先進度調査(人口5万人未満)」で前回に引き続き1位に

日本経済新聞社が令和4年9月に実施した「全国市区SDGs先進度調査」の総合ランキング(人口5万人未満の自治体)で前回(令和2年度10月実施)に引き続き西脇市が1位となりました。(日経グローカル451号・452号掲載)

全国市区 SDGs先進度調査 総合ランキング(人口5万人未満)

順位

自治体名

1位

西脇市

2位

加東市

3位

南砺市

4位

妙高市

5位

能美市

 

詳しくは下記のリンクをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市 市長公室 政策推進課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-1014(代表)​​​​​​​
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