令和6年(2024年)4月

更新日:2024年04月25日

諦めなければ失敗ではない

ロケットの組み立てと打ち上げに貢献した足場

 3月13日、日本で初めて民間単独で開発された小型ロケット「カイロス」の初号機が打ち上げられました。「民間初のロケット打ち上げ」に注目していましたが、それに併せてロケットの移動式射点組立足場が光洋機械産業さんの西脇工場(上比延町)で生産されたものだと聞いて、さらに期待が高まりました。当日、たくさんのロケットファンや子どもたちが見守る中、打ち上げられたロケットは、残念ながら発射直後に空中で爆発してしまいました。開発した豊田正和社長は、「失敗という言葉は使いません。全ては今後の新しい挑戦の糧」とし、「2020年代半ばまでに年間20機の打ち上げの目標は変更しない」と発言されました。

 一方、起業家のイーロン・マスク氏が携わる大型宇宙船「スターシップ」は、翌日の14日、3度目の打ち上げでようやく宇宙空間へ到達することができました。マスク氏はカイロスのことに関して、「次の打ち上げに対して多くのことを学んだ」と評価しています。失敗を「糧」とし、目標を変えない姿勢に力強さと未来への夢と希望を感じます。何度失敗しても夢を実現する「ガッツ」は、とても大切です。

 今回のロケット発射は、試行錯誤(trial and error)しながら失敗を恐れず頑張ることの大切さを学ぶ機会でもありました。「諦めなければ失敗ではない」。引き続きチャレンジされることに大いに期待します。

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