令和3年（2021年）11月

若者の力が地域の活力に

写真提供＝多可町

　先日、西脇工業高校出身で関西国際大学（三木市）の翁田大勢投手が、プロ野球・読売ジャイアンツからドラフト1位指名を受けました。3年前、福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けた甲斐野央投手や、オリックス・バファローズの吉田凌投手が活躍する中、うれしい知らせです。関東圏にお住まいの方で構成する同郷会「東京西脇多可の会」があります。翌朝には、会員の方（巨人ファンが多いのでしょうか）から市役所に続々とお祝いの連絡が入りました。翁田投手は高校でも活躍していましたが、当時はプロの指名ならず、引き続いて大学で活躍したことが評価され、夢がかないました。私には翁田投手のお兄さん・勝基さんの活躍もいまだ鮮明に残っています。西脇工業高校が初めて夏の甲子園に出場した際に大活躍した投手です。西脇工業高校は高校駅伝の強豪校として全国でも名をはせている伝統校ですが、あのときは「甲子園初出場で校歌が聞けた」ということで、地域全体が沸いたのを覚えています。あれから8年がたち、弟の大勢投手がドラフト1位指名。本当に素晴らしいです。

　10月23日の東播大会を皮切りに、都大路へと続く駅伝競走大会が始まりました。若い皆さんの力が地域、そして、遠く故郷を思う人たちの活力となります。「元気なまち西脇市」をともに創ってまいりましょう。

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