令和3年(2021年)3月

更新日:2021年03月31日

日本のへそから世界へ発信できるエンジニアの育成

成果報告会で生徒たちが研究内容を発表

 県立西脇工業高校陸上競技部の全国高校駅伝大会での活躍は、西脇市民の誇りです。その活躍は、スポーツだけではありません。同校は工業高校で唯一「ひょうごスーパーハイスクール」先進校枠指定を受け、地域企業と連携しながら、3年間ものづくりについて学びます。先日、今年度の成果報告会がありました。生徒たちはコロナ禍でさまざまな制約がある中、地元の事業者から職人技を学び、西脇市の特産である金ゴマの選別機やイチゴの成分を分析して鮮度と糖度を保つ保管法の開発をするなど、私はその発想の豊かさに驚きました。

 また今年度、県下で唯一設置されたロボット工学科は、レゴブロックのミニカーで、プログラミング(コンピューターのプログラムを設計)学習の出前授業を小学校で実施。小学生は高校生が考えた内容だけでなく、さまざまなことにも興味を持ち、授業の狙いを超えた大きな成果が見られました。コロナ禍ではありますが、高校生たちが地域課題を見つけ、工夫を凝らしながら研究を進め、着実な成果を出していることに大変驚くとともに、心強く思いました。

 将来を担う子どもたちには、私たちの世代が救えなかった人々を救える、発明できなかったものを発明する、かなえられなかった夢を実現する人になってほしいと感じています。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市 市長公室 秘書広報課(広報担当)

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-1014(代表)
問い合わせフォーム