令和2年（2020年）10月

　今年の夏は、本当に厳しい暑さでした。そして8月30日には、NHKはじめ全国放送のニュースで「西脇市が39.2度 全国一の暑さ」と流れました。何でも「全国1位」は宣伝にはなるのですが…。

　近年、このような地球温暖化の影響により、ゲリラ豪雨や強い台風の発生、米国カリフォルニア州の森林火災の延焼による災害など、今までにない環境の変化が顕著に出ています。

　先日、表彰された西脇市消防団元団長の東田新吾さんのことが、新聞に掲載されていました。東田さんは近所のごみ焼きの火が燃え移ったことを聞き、適切な初期消火を行いました。東田さんの30年にわたる消防団での活動により備わった初動が、民家への延焼を防いだと思います。

　西脇市は平成19年に西脇建設業協会と初めて協定を結んで以来、さまざまな災害に備え、各種企業や関係機関と応援協定を締結しています。物資供給や避難所開設など、その数は現在56になります。

　このたびのコロナ感染症でもそうですが、どこかで何かが起こると、「日頃の備えの大切さ」を改めて感じることができます。地球温暖化をはじめとする環境の変化により、いつ、どこでどんな災害が起こるか分かりません。

　市民の皆さまも、日頃から災害時に備えていただきますようお願いします。