平成31年(2019年)4月

更新日:2021年03月31日

不断の努力が実を結ぶ

西小タータンランチョンマットをつくった児童ら

 西脇小学校6年生の子どもたちが、自分たちでデザインした「西小タータン」のランチョンマットを持って、市長室を訪ねてくれました。子どもたちが地場産業について学びながら、モノづくりをすることは、とても貴重な経験になったのではないでしょうか。

 西脇市には播州織以外にも、釣り針や黒田庄和牛、山田錦、播州ラーメンなど、魅力あふれる地域資源がたくさんあります。子どもたちが「ふるさと・西脇市」に、もっと興味を持って学んでくれるよう、今後とも取り組んでいきます。

 さて、先日うれしいことがありました。多くの播州織関係者の皆さんが協力して「世界初の残糸備蓄システム」が完成しました。これは、従来廃棄していた「染色された残糸」にICタグを付け、糸の太さや色などの情報を入力して管理するシステムです。またICタグを糸に付ける技術は、「釣り針」を利用した特許技術です。これによって、産地全体で廃棄されていた糸を再利用することができるようになり、私が目指す環境にやさしい循環型社会に一歩近付きます。また、試織(サンプル作成)に要するコスト低減や納期短縮が可能となり、商談機会や販路の拡大にもつながるものと期待しています。産地全体で協力して残糸を再活用するシステムは、他の地域では例を見ないものです。

 4月は新年度の始まりです。新しいことにどんどん挑戦して、誇りの持てる西脇を皆さんで創っていきましょう。

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