令和元年（2019年）10月

　地球温暖化のせいか、猛暑日やゲリラ豪雨が続き、各地に大きな爪痕を残しています。黒田庄町福地地区では過去何度も台風に伴う大きな浸水被害が発生していました。

　そこで、地元福地地区と市、河川管理者である兵庫県と一体となって対策を行った結果、「西脇市で初めて大雨特別警報」が発令された昨年7月豪雨で、平成16年台風23号時の約1.6倍、331ミリの総雨量であったにもかかわらず、福地地区の浸水被害を防ぐことができました。

　これは、地元作成の「タイムライン」により、ひ門点検やため池事前放流、ごみ除去など、「事前防災活動」を地元の皆さんにご尽力いただいた成果です。

　このたび、これらの取り組みが評価され、西脇市は国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」を受賞しました。この賞は、地域の皆さんが一体となり、自分たちのまちは自分たちで守ろうという気持ちのもと、献身的に浸水対策に取り組んでいただいたことが大きく評価されたものです。地元の皆さんの地道な防災活動への取り組みと、そのことを評価いただいたことに感謝いたします。

　若者が誇れる「元気なまち西脇市」を皆さんとともに創ってまいりましょう。