平成30年（2018年）11月

　地域資源を生かした「ひとづくり」が注目される中、日本のへそ日時計の丘公園オートキャンプ場周辺（黒田庄町門柳）に、醸し人九平次などで著名な株式会社萬乗（ばんじょう）醸造さんの酒蔵の進出が決定しました。

　来春に着工予定の酒蔵は、約1万5千平方メートルの敷地に醸造棟のほか、精米や農機具を収納する農業棟を完備。農業や日本酒造りを目指す若者向けの研修所も備え、人材育成にも取り組みます。一方、市では特産品の酒造好適米・山田錦を活用した酒蔵の進出を契機に、農業の振興だけでなく、オートキャンプ場と一体となった「観光拠点」 ・ 「ひとづくりの拠点」として、積極的に活用していきたいと考えています。

　市では播州織デザイナーを育成する「西脇ファッション都市構想」や、イチゴ農家を養成する「スイーツファクトリー支援事業」に取り組み、これまでに20名余りの若者が本市に移住しました。また、女性起業家を含め市内在住の方もカフェやケーキ店、ラーメン店、雑貨店を開業し、夢を実現されています。今後も市は、情熱を燃やす皆さんが本市を舞台に挑戦し、夢を実現できる環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

　このまちに住んでいることを誇れる「西脇市」をともに創っていきましょう。