平成26年(2014年)7月

更新日:2021年03月31日

播州織の海外進出に尽力した吉田多郎氏の足跡を辿って

 播州織は、寛政4年(1792年)年に比延庄村の宮大工飛田安兵衛翁が京都西陣から織物技術を持ち帰ったのが起源と伝えられています。一方で、海外進出に尽力したのが、県立工業技術センターの前身「兵庫県工業試験場西脇分場」の第2代分場長を務めた吉田多郎氏です(大正11年から12年間)。吉田氏は、エジプト、トルコ、香港などの市場開拓に寄与されました。

見本展

 6月下旬、横浜市から吉田氏の88歳になる息子さんとお孫さんらが氏の足跡を辿って西脇市を訪れ、郷土資料館で開催中の「播州織見本展」をご覧いただいた際には、播州織を手に亡きお父さまを懐かしんでおられました。

 普段意識することは少ないですが、先人の英知と努力の上に現在の私たちの生活があります。このまちに生まれたことを誇れる「西脇市」をともに創り、子や孫たちの世代に伝えていきましょう。

 7月になり暑さが増してきました。ご自愛ください。

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