角尾山(岡崎町ほか)
芳田地域を代表する秀峰である角尾山。山頂は標高344メートル、平地との比高は約260メートルあります。山城はその山頂に築かれ、芳田全域を眼下におさめることができます。
山頂の主郭から南へ続く尾根に延長90メートルにわたって9段の曲輪(くるわ)が階段状に築かれ、その西側の縁に沿って通路が通っています。特徴的なのは、山頂の主郭に築かれた石垣積みの櫓台状の高台です。
南北朝時代に原形が作られ、戦国時代に櫓台や通路が作られたものと考えられます。このころの山城は合戦のときにこもるための城で、普段は見張り番がいるだけでした。そのため、建物も粗末な小屋程度でしかなかったようです。
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更新日:2021年03月31日