シシガキ(黒田庄町門柳)

更新日:2021年03月31日

集落を囲むように築かれたシシガキ

 イノシシと人間のかかわりは農耕が伝わる以前から続いており、縄文時代の貝塚からはその骨が多数発掘されています。牡丹(ぼたん)とも呼ばれる肉は重宝される一方で、里山の環境はイノシシの生息に適していることから農作物への被害が多く、古来、農民はさまざまな方法で農林被害を減らしてきました。

 シシガキとは山の麓に石を積み重ねて作った垣のことで、イノシシやシカなど有害鳥獣の田畑への侵入阻止を目的に築かれました。
 黒田庄町門柳の集落を取り囲むように築かれているシシガキは、天明年間(1781~1788年)の大飢饉の際に、三草藩が農民の救済事業として行ったと伝えられています。

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