蓬莱峠（黒田庄町前坂）
蓬莱峠は、かつては黒田庄町前坂と黒田庄町黒田をつなぐ大事な交通路線でした。
大正13年（1924年）に播但鉄道（現在のJR加古川線）が開通してからはその利用が衰えました。また、集落の西側を通る県道が整備されてからは、人の往来はほとんど消えてしまったようです。
前坂側から峠に入ると、つづら折りの山道が続きます。10分ほど歩いた峠の頂には、地蔵が祀られてあり、寛永4年（1792年）と刻まれています。さらに進むと右手に水面が青く美しい殿山池、左手に坂下池を眺めつつ黒田の集落にたどり着きます。緩やかな山道ですから、歴史に思いを馳せながら森林浴などいかがでしょう。
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更新日：2021年03月31日