段ボールコンポストモニターを対象とした講習会を実施しました

更新日:2021年03月31日

 家庭から出る燃えるごみの約3割を占める台所の生ごみを減らすため、西脇市では家庭で出来る取組として、生ごみを堆肥に変えることのできる「段ボールコンポスト」を推進しており、今後、より多くの方に取り組んでいただけるよう課題やより良い方法を把握することにしました。(段ボールコンポストについては、次のリンク先をご覧ください。)。

 そこで、モニターとして1年間を通して段ボールコンポストを実践し、ご意見をいただける方を募集したところ、50人もの方々にご協力をいただけることとなりました。

 ここでは、このモニターの方々に実施した講習会の様子を紹介します。

第4回フォロー講習会

 モニターの方が、段ボールコンポストの取組を始めて1年が経過した令和元年6月1日(土曜日)、茜が丘複合施設みらいえで最終のフォロー講座を実施しました。講師は、前回に引き続きエコネットにしわきのメンバーに依頼し、モニターの方々の疑問や意見に答えていただきました。

 第4回目(平成31年3月~令和元年5月)の段ボールコンポストは、気温の上昇とともに基材の温度管理は容易になり、分解の速さも徐々に早くなっていったと伺いました。また、皆さんは1年の取組で沢山の経験に基づく発見もあり、お互いの情報を交換されていました。

モニターの方からいただいたモニター期間終了の感想の一部を紹介します

  • 生ごみを減らすという明確な目標があったので、思っていたほど手間ではなかった。
  • あまり無理をせず、できる範囲で生ごみ減量に取り組むことも大切だと感じた。
  • 段ボールコンポストの取組で、生ごみの量が4分の1程度に減った。
  • ガーデニングを趣味にしている方に、取り組んでほしい。
  • 虫や臭いの発生を考えると、段ボールコンポストの置き場所をよく考えないといけない。
  • 分解に時間を要する生ごみもあるので、それらは刻んで入れる必要がある。

第3回フォロー講習会

 モニターの方が、段ボールコンポストの取組を始めて8か月が経過した平成31年2月23日(土曜日)、西脇市民会館でフォロー講座を実施しました。講師は、エコネットにしわきのメンバーに依頼し、モニターの方々の疑問や意見に答えていただきました。

 第3回目(平成30年12月~平成31年2月)の段ボールコンポストは、気温が低い時期であったため、段ボールコンポストの温度も上がらず、分解が進まなかったため、モニターの方々も困っておられました。冬季は段ボールコンポストの温度管理が重要だと改めて実感しました。

第3回フォロー講習会1

質疑応答の様子

第3回フォロー講習会2

お互いの段ボールコンポストを確認する様子

モニターの方から出た質問の一部を紹介します

段ボールコンポストで作ったたい肥を使うと植物の成長がよい。この効果は長く続くのか

 雨などで効果が薄れていく。一度に使うのではなく、少しずつ使う方がよい。

冬は温度が上がらないので、段ボールを発砲スチロールなどで覆ってもよいか

 空気が通りづらくなるため、よくかき混ぜる必要があると思う。

第2回フォロー講習会

 モニターの方が、段ボールコンポストの取組を始めて5か月が経過した平成30年11月17日(土曜日)、西脇市生涯学習まちづくりセンターでフォロー講座を実施しました。講師は、事前講習会、第1回フォロー講習会でお手伝いいただいたエコネットにしわきのメンバーに依頼し、モニターの方々の疑問や意見に答えていただきました。

 2回目の段ボールコンポストのため、第1回の講習会と比べ質問が少なかったです。中には、毎日、入れた生ごみの量を一覧にしている方もいました。

第2回フォロー講習会1

質疑応答の様子

第2回フォロー講習会2

お互いの段ボールコンポストを確認する様子

 

モニターの方から出た質問の一部を紹介します

段ボールコンポストの水分の適量はどのくらいか。

 水分の目安は、機材を握って「塊になる」か「ばらける」かのぎりぎりのところ。

乾燥したときはどうすればよいのか。

 水を少しずつ足す。

 (他のモニターから)水の代わりに米のとぎ汁を入れると温度も上がる。

虫を発生しないようにすることはできるのか。

 密閉するなどしていくら防いでも、元々野菜等についていた卵から発生することもある。そのため、全てを防ぐことは難しい。

第1回フォロー講習会

 モニターの方が、段ボールコンポストの取組を始めて2か月が経過した平成30年8月18日(土曜日)、西脇市生涯学習まちづくりセンターでフォロー講座を実施しました。講師は、事前講習会でお手伝いいただいたエコネットにしわきのメンバーに依頼し、モニターの方々の疑問や意見に答えていただきました。

 モニターの方々は、今まで疑問に思っていたことが解消でき、第2回目の段ボールコンポストへの意欲を高めました。

 また、他の段ボールコンポストと自身のものとを比べることで、互いに良いアイディアを吸収しました。

第1回フォロー講習会1

質疑応答の様子

第1回フォロー講習会2

お互いの段ボールコンポストを確認する様子

 

モニターの方から出た質問の一部を紹介します

虫が発生した場合は、どうすればいいのか。

 一旦、生ごみの投入を中断し、資材をビニール袋に入れ密閉して虫を退治した後、段ボールに移し再開する。

混ぜ方にコツはあるのか。

 四隅や底が混ざりにくいため、意識して混ぜるとよい。

熟成期間は、袋に入れると聞いているが、密閉してもよいのか。

 密閉してよい。

事前講習会

 平成30年6月2日(土曜日)、西脇市生涯学習まちづくりセンターにおいて、モニターの方々を対象に、本事業の内容や段ボールコンポストについて説明する事前講習会を実施しました。この講習会では、スタッフとして、段ボールコンポストに詳しいエコネットにしわきのメンバーにご協力いただきました。

 また、その後、段ボールコンポストの箱作りを行いました。モニターの方は、自分で作った箱を手に、「段ボールコンポストをがんばるぞ」と意気込んでいました。

モニター講習会1

説明の様子

講習会2

箱作りの様子

エコネットにしわきについて

 エコネットにしわきは、西脇市環境基本計画を市民と事業者と行政が一緒になって推進する組織として平成25年5月に設立されました。

 環境基本計画の趣旨に沿って、西脇の環境を守り、また、より良いものとして将来の世代に引き継いでいくための活動を行っています。

 エコネットにしわきの詳細については、リンク先をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市役所 くらし安心部 環境課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-27-8164
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