ミルクのような白い水が出るのですが、なぜですか。

更新日:2021年03月31日

答え

白い水、お湯(しばらく静置すると消える場合)

 水を出したときに白く濁ったように見えて、しばらく置くと下の方から透明になり白い濁りがなくなる場合、原因は水中に混入した空気であり、安全性については心配ありません。これは、水中に溶け込んだり混入した空気が蛇口で圧力が開放されることによって、微細な気泡となって白く見えることによるものです。また、給湯用の蛇口から出るお湯にも同様の現象がみられますが、湯沸し器の中で水が急激に加熱されると、水中に溶け込んでいる空気が溶けていることができなくなり微細な気泡となってあらわれます。これらの気泡は小さいため、水やお湯が濁ってみえますが、しばらくすると徐々に下の方から透明になってきます。
 浄水場やポンプ場のポンプが、何らかの原因で空気を吸い込んだ場合、白い水が発生することがあり、このような場合は広い区域で白い濁りが発生します。                                 

白い水が出る(放置しても白さが消えなかったり、煮沸すると白くなる場合)

 給水管に亜鉛メッキ鋼管を使用していますと、亜鉛が溶け出して白い水が出たり、沸かすと白くなったりすることがあります。この現象は、給水管内に水が溜まっている時間が長いほど発生しやすく、朝の使い始めによくみられます。対策としては、朝の使い始めの水は排水するか、他の用途に使用してください。亜鉛の溶出が進行しますと、鋼管が露出して錆による赤水が発生しやすくなります。したがって、給水管を他の種類の管に交換されることをお勧めします。亜鉛は人体にとって、必要な成分です。亜鉛の水道水質基準値は1.0ミリグラムパ-リットルとなっていますが、これは亜鉛が1.0ミリグラムパ-リットルを超えて含まれていると、水が白くなったり、味が悪くなったりすることが決められた値です。

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