研修医 2023年

更新日:2024年06月12日

1年間の研修を終えて(タスキがけを考えている方へ)

 新社会人、初期研修医として春に西脇病院で研修を開始し、あっという間に1年が過ぎました。私は自大学のたすきがけプログラムで、西脇病院にて1年目の研修をさせていただき、現在2年目は大学病院で研修しています。市中病院ではcommon diseaseを中心に、自らが主体となって考え提案し、患者さんの生活や周囲の環境も踏まえて地域に根差した医療を経験でき、大学病院では、細分化された診療科でより深く、様々な疾患と高度な治療を経験できるといういいとこどりのプログラムとなります。

 特に西脇病院では、内科では1年目の4月から自分が主治医として患者さんの診療を行います。自分で診察をして必要な検査・治療を勉強し考えることが最も力がつくと身をもって学べました。もちろん、一緒に受け持っていただく上級医の先生が手厚くフォローしてくれます。

 私も始まるまでは不安でいっぱいだったのですが、初めてのことや不安なところは必ず上級医の先生が優しく教えてくださりますし、自分でできることが少しずつ増えていく経験は何事にも代えがたい喜びがあります。治療方針を確認したり質問しやすいように担当の先生と研修医だけで行うカンファを毎週行っていただけるなどの研修医のための手厚いサポートもあります。熱心なご指導のもとで初期から自分が主体となって働くことで着実にかつ安心して学んでいける素晴らしい環境ではないでしょうか。

 また、他職種のスタッフとの連携は医療の必須事項でありますが、ここはどの職種の方とも和やかな雰囲気で気軽に質問、相談をさせていただける素晴らしい環境です。1年目で右も左も分からない私達を、優しくサポートしていただきました。ただ業務をこなすだけではなかなかわからないこともお話している中で聞けたりして、よりよい医療だけでなく、この先の医師人生にも生かせるような経験をさせていただけたと思います。

 少しでも興味のある方はぜひ、西脇病院を見学してみてください。

西脇病院から総合診療医を目指す

 西脇病院での初期研修を終え、私は今、但馬地域にある50床弱の病院で総合診療科医師としての一歩を歩み出しています。日々の業務の中で、初期研修での経験が生きる瞬間が多々あります。西脇病院の様々な特徴の中から、総合診療・プライマリケアを目指す方へ向けていくつかご紹介します。
 2年間のうち半分近くを占める内科研修では、主治医として患者を担当します。お客様のような研修となる病院もある中で、主体的に患者と関わり、自ら問題解決を目指す(もちろん、専攻医・指導医の強力なバックアップ付きです)研修ができることは貴重です。さらに内科が細分化されていないため、複数のプロブレムを総合的に解決する経験が積めます。また、患者さんへのインフォームドコンセントや他院への紹介状、主治医意見書の作成から訪問看護・ケアマネを含めたカンファレンスまで、他の病院では研修医が任されないことまで取り組めます。正直なところ、てんやわんやで仕事に追われる時もありました。しかしそのおかげで、医療過疎地域で上級医に頼れる機会も少ない今、押し寄せる患者や湧き上がる問題に対応できています。
 実は、今私が初診外来や救急外来で診る患者には皮膚科や外科系の主訴がかなり多く含まれています。西脇病院は規模が大きすぎない分、診療科ごとの垣根は低く、どの科の先生方も研修医との距離が近いためか優しくかつ指導熱心です。縫合を指導していただいた経験や褥瘡回診で見た処置など、毎日助けられる場面ばかりです。総合診療科を目指すなら、ぜひできるだけ多くの診療科をローテーションしてください。
 もう一つ、大きな特徴として医師会との繋がりがあります。地域医療研修では西脇市内の開業医の先生方のもとで1ヶ月間学びます。学校健診を含めた小児医療や訪問診療に同行した経験が、専攻を決める最後のひと押しとなりました。
 西脇病院は現場で頭と体を動かしたい人、地域の基幹病院で総合的に学びたい人、将来プライマリケアを志す人にはおすすめの研修先です。まずは一度、見学に来てみてください!

初期研修を振り返って(内科志望)

 2年間の研修が終わり、とうとう3年目が始まってしまったという思いの中文章を書いています。
 内科志望であり、内科のことを中心に書きます。西脇病院の大きな特徴としては主治医制で研修医も主治医をすること、内科は科が別れていないことが挙げられます。主治医なので、さまざまな1st callがかかってきます。最初はわからないことだらけであり、上級医に丸投げしていましたが、徐々にプロブレムに対して自分なりの方針を上級医に相談できるようになっていきます。正直自分が研修医の時は主治医制は負担が大きく、しんどいと感じた時期もありましたが、3年目になった今では知識以上に対応力が身につき、経験しておいてよかったと感じます。また内科の中で科が別れてないため、同時期にさまざまな疾患を持つことになります。まとめて科毎に勉強できないのは大変ですが、相反する併存疾患の治療など応用力も養われるように思います。J-Oslerに最低必要な56群のうち52群分の症例を埋めることができ、地域枠で症例を集めづらい私にとってはありがたい限りです。
 上級医、指導医の先生方は研修医一人一人に配慮くださり、快適な研修医生活を送らせていただきました(3年目の今もです)。病院の特徴ももちろん大事ですが、人や病院の雰囲気に合う合わないがあると思うので興味のある方は是非見学に来ていただければと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇病院 事務局 病院総務課

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