研修医 2011年

更新日:2020年04月01日

研修医の集合写真

2年目研修医 T.K. 

 早くも2年間の研修が終わろうとしています。この2年間で何が身についただろうと考えると、次のようなことが挙げられるでしょうか。内科志望ですので内科に関して書いてみます。(いずれも指導医のバックアップ体制があります。)
・病棟業務を一人でこなせる
・病棟の急変に対応できる
・当直を一人でこなせる(2年目からは当直があたります。1年目は副直として当直医につきます)
・中心静脈穿刺や胸腔穿刺、腹腔穿刺、骨髄穿刺、挿管など一般的な処置は自分一人で施行できる
・腹部エコーは一通り検索できる。心エコーはまだまだですが。
・上部消化管内視鏡検査の一連の観察は行える。止血処置などになるとまだまだですが。(下部消化管内視鏡検査は難しくまだまだです。)

 また、レクリエーションなどもいろいろありました。
・1泊2日の院内旅行(医師、看護師、他コメディカルも含めみんなで行きます。) ・病院フェスタでのコーラス(選抜メンバーは副院長の推薦で)
・院内忘年会での、副院長との漫才や出し物(昨年は‘少女時代’を踊りました。)
・あとバレーボールが好きなので、外科の先生らと毎週地域の体育館でやってます。

 以上のようなところでしょうか。研修に関しては、他の病院の研修医の話を聞いていても西脇病院は充実していると実感しています。2年間の担当症例も内科を回った14ヵ月間で200症例以上ありましたし、内科として幅広く診ていますので内科認定医用の症例もほぼ出来上がりました。大病院で研修をすると、内科でも細分化されており、例えば肺炎と腎不全、悪性リンパ腫を同時に受け持ったりすることはないようです。また繰り返して多くの症例を経験することで、病態に関する経験に基づいた知識も身に付きやすく応用力も養われるように思います。  

 いろいろ書いていくと終わらないのでこれくらいにしようと思いますが、指導医の先生方は研修医一人一人のことを考えてくださり、負担がかかりすぎないようにも配慮してくださいます。ぜひ、興味のある方は見学に来られてはどうでしょうか。自分の肌に合った研修病院を選ぶためには、まず足を運んで病院の雰囲気を感じてみるのが一番だと思いますよ。

 あと、居心地がいいので3年目も西脇病院でお世話になるつもりです。

 

2年目研修医 K.O

 この3月で2年間の臨床研修が修了となります。研修開始時はいろいろと不安もありましたが、周囲の方々に支えていただいたおかげでここまでやってくることができました。 研修の大半は内科で過ごすことになりましたが、当院の内科は各臓器別に分化されていないこともあり様々な症例を経験しましたし、中には珍しい症例もあり学会発表もすることができました。手技に関しても一通り経験することができるかと思いますが、興味があれば上下部内視鏡も早くから指導していただけますし,上達すれば初期研修中にERCPも経験可能かと思います。時には忙しいこともありますが、この病院で研修することができたことに満足しており後悔はなかったです。当院での研修を検討している方は是非来てください。

 

1年目研修医 Y.B 

 私は4月から小児科・産婦人科でそれぞれ1カ月半、救急で3ケ月、内科で6ケ月研修させていただきました。現在は内科で研修していますが業務にも少しずつ慣れ充実した日々を過ごしています。

 この病院に勤務して大変驚いたのは病院フェスタや院内旅行、忘年会などのイベントが沢山あるということです。どのイベントもとても面白くお仕事をしている時とは違った一面を見ることができ職種の垣根なく、沢山の人と仲良くなれました。

 もちろん研修内容も充実しています。1年目から手技を沢山させてもらえますし論理的思考も培うことができます。

 興味があれば是非見学に来てください。きっと後悔のない研修医生活を過ごすことができると思いますよ。

 

1年目研修医 S.K

 研修を始めてから早いもので1年が経ちました。去年の4月は国試から1カ月経過しており知識はほぼ抜けている状態で、戸惑いも多くありました。しかし、この1年で自分なりに成長することができたと思っています。たとえば・・・

・動脈採血 最初は拍動している動脈を見つけることも難しく、見つけたと思って刺しても血液が返ってこず、患者さんも痛がるので怖い検査でしたが、今は怯むことなく採血ができます。

・胃カメラ 最初は食道まで到達することが難しく、口の中で迷子になっていましたが、今は挿入するのにさほど手間取らなくなりました。所見や診断はまだまだ勉強中ですけどね。

・病棟からのコール 西脇病院は研修開始1週間ほどで主治医となる患者さんが当たります。なので、患者さんの容態が変わると病棟からPHSに電話がかかってきます。「脈が速いです。」「血圧が高いです。」「熱が出ました。」などなど・・・。「どうしましょう?」と看護師さんに聞かれても、最初は「(どうするって聞かれても…)上の先生と相談します…」と逃げるように電話を切り、診察に行き、上級医に逐一すべて相談するような感じでした。しかし、次第に上級医にすぐ報告しなければならないものと後でいいものの分別が付くようになり、PHSが鳴ることにビビらなくなりました。

 挙げるときりがないくらい色々あります。このように成長できたのも、西脇病院は手技を1年目からさせていただけるところにあると思います。また中規模病院なので、上級医にすぐ相談できますし、通りすがりの先生にも相談できることが西脇病院のメリットだと思います。 これから2年目に入りますが、今の自分より一層成長できるよう、西脇病院で頑張っていこうと思います。

 

1年目研修医 Y.Y

 親愛なる 医学生の皆様ごきげんよう。早速ですが、研修1年終えて、ローテートした科について端的にご説明です。

内科:「肺炎2例、十二指腸潰瘍1例、癲癇1例、肝不全1例、急性膵炎1例、クッシング症候群疑い1例、トロサ・ハント症候群1例」 とある日の、僕の担当の入院患者さんですね。自分で書いてみてびっくり。とっても幅広く、バランス良く勉強させてもらえているんだなあ。

外科:腹腔鏡手術が比較的多いです。面白い!ほぼ、全ての手術症例で、手洗いさせてもらえますよ。もちろん、見てるだけじゃないです。午後だけで、手術が5例6例なんて日もありますよ。

脳外科:「センセイ。片麻痺の患者さんが、50分後に救急車で来ます!」 そうなんです。北播地方一円で脳卒中の診療ができる病院が…。全例が当院脳外科に集まる感じです。救急車移動で1時間マイナスなんで、t-PAまでの3時間が慌ただしいことといったら…。

 さて、さて、医学生の皆様、研修先に悩んでいませんか。 大学病院ならアカデミックなところが特徴でしょう。当院(320床)のような中規模市中病院は、「各科の垣根がなく、幅広く学べる」のが特徴ですね。これは概して言えることで、各病院に見学に行くまでもなくわかることです。 西脇病院の特徴は? 何といっても「毎年、研修医が増えている」。 つまり、学生の研修希望者も増え、県から与えられる研修医枠も増えているということです。有名な研修病院じゃないのに、なぜでしょうね。理由はいろいろあるんです。研修医として頑張ろうと思っている学生さんは、一度見学に来て、その理由を実感してみて下さい。見学後は研修医とお食事でもしましょう。

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西脇病院 事務局 病院総務課

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