眼科




診療科の特徴と診療内容
当院眼科では1名の常勤医が勤務しています。
2025年2月に手術用顕微鏡が更新されました。国内で納入され始めたばかりのARTEVO850による3Dヘッズアップでの手術が導入されました。現在基本的に全例、新しいシステムで取り組んでおります。
昨年の手術件数を下記に示します。前年と同様に白内障が約9割で、その他の疾患も幅広く扱っています。
硝子体手術の多くは糖尿病網膜症によるもので、依然としてヘモグロビンA1cが10%を超えている患者数が多く、まだまだ病気の認知が低いようです。今後も地道に啓蒙活動や患者様自身に病態を理解してもらう説明を続けていきます。
白内障関連については、過熟白内障や落屑症候群を伴うもの、また眼内レンズの縫着を必要とするものなどの難症例も同様に扱っています。特に当科の特徴としては、アトピー性白内障手術の際には、全例で鋸状縁断裂等周辺部裂孔の有無を術中に検査して、見つかれば冷凍凝固などをあわせておこなうようにしています。眼内レンズについては、角膜乱視の適応症例にはトーリックレンズを使っています。多焦点レンズについては扱っておりませんが、分節型二焦点のものは症例を選んで使用しています。
外来治療では、ますます進む高齢化と、やむことのない生活習慣病の関連として抗VEGF療法の治療が増加傾向です。対象疾患は、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、近視性黄斑症などです。従来通りのレーザー治療も行っておりますが、PDT治療を要する病状の場合には施行可能な他院を紹介させていただいております。
光干渉断層計(OCT)、造影検査機器などについても高機能のものが導入されており、引き続き質の高い検査をおこなっております。
硝子体手術では、黄斑上膜、黄斑円孔、硝子体出血、増殖膜を伴う増殖糖尿病網膜症等の難症例に対して対応しています。裂孔原性網膜剥離に対する手術につきましては、現在扱っておりません。
眼瞼の手術については、眼瞼内反症、眼瞼皮膚弛緩症は扱いますが、挙筋短縮等を必要とする眼瞼下垂に対する手術は行っておりません。
眼科常勤医師募集
前記のように、このような僻地ではありますが、ついに3Dヘッズアップの手術システムが導入されました。IOLマスターからのデータ持ち込みで乱視軸の表示も可能です。高画質の大画面モニターで、看護師等も手術の内容が理解しやすく、これまでより孤独感が少なくチームで取り組んでいる意識になります。術者の姿勢も、リクライニングチェアに頭まで完全にもたれきってできますので首、背中、腰が伸びますので楽になりました。白内障手術はもちろん、硝子体手術も、これまでよりワクワク感を持って手術に臨んでいます。最近は広角観察システムのおかげで出番がほとんどありませんが眼内内視鏡システムも硝子体手術で使えます。
大規模病院ではありませんので専門分野に限らず一般的な幅広い領域を診る必要がありますが、長く当地で勤務することを考えていただけると大歓迎です。特に、手術顕微鏡が現時点で国内最新モデルでありますので、手術をどんどんこなしたい先生にはピッタリです。私自身は元々網膜硝子体分野を専門としていた時期がありましたが、別の専門分野を歓迎するのみならず、同分野をさらに盛り上げることも歓迎です。眼科は大学病院の管轄にはありませんので、興味のある方は直接当院にご相談いただけましたら幸甚に存じます。
手術実績(283件)2025年1月〜12月
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主な手術内容(内容は重複あり) |
件数 |
|---|---|
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白内障手術 |
262件 |
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硝子体手術 |
34件 |
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眼内レンズ縫着術 |
6件 |
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緑内障手術 |
8件 |
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眼瞼、結膜手術 |
8件 |
|
その他 |
0件 |
医師紹介

板谷 浩志
- 眼科部長
資格
- 日本眼科学会専門医
- PDT講習修了認定医



更新日:2026年02月25日