西脇市の景観
歴史的文化景観
兵主神社は、8世紀中ごろに創建された式内社で、大志郷の氏神として崇拝されています。
拝殿は茅葺入母屋造の長床式で、安土桃山時代の建築様式をとどめており、全国的にも貴重な建造物です。
昭和52年3月に兵庫県の文化財に指定されました。
播州鉄道は明治43年11月1日に加古川流域の運輸のため発足しました。そして、平成2年3月31日をもって、鍛冶屋線が60有余年の歴史を閉じました。
市原駅記念館は、モダンな洋館風駅舎であった当時の市原駅を復元したもので、貴重な資料や記録を展示しており、明治から地域の運輸を支えてきたその歴史を物語る景観資源となっています。
自然景観
標高510メートルの白山には、、「黒田コース」「門柳コース」「喜多・秋谷コース」「前坂コース」などの登山コースが整備されており、天候がよければ、山頂からは明石海峡大橋や瀬戸内海を眺めることができます。
白山からの美しい雲海は人々を魅了しており、特に、毎年元旦には「ご来光」を拝もうと多くの方が訪れています。
生活文化景観
大正7年に建てられた旧来住家住宅は、明治時代以降に発達した中廊下式の平面形状ですが、廊下を畳敷きとしたことで南北空間に連続性がある造りとなっています。床の間の矢筈張天井のように、見えないところにも凝った手法が用いられています。贅を尽くした豪邸には、朝香宮殿下や犬養毅なども滞在しました。
当時の最高級の用材と高い技術を知ることができる貴重な景観資源です。
交流の景観
日本へそ公園は、岡之山の山麓にあり、東経135度、北緯35度が交差する日本の中心「日本のへそ」がある公園として、郷土のシンボルになっています。
また、園内には、「にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)」、「岡之山美術館」、「レストハウス」、子どもたちに人気の「ジャンボすべり台」や「ふわふわドーム」があり、地域の新しい景観資源となっています。
西脇市の景観資源
西脇市の景観を構成する景観資源について、一覧表にまとめたデータベースと、代表的な景観を紹介する景観シートを作成しています。
北播磨地域の景観資源
西脇市を含む北播磨地域全体(西脇市、加西市、加東市、三木市、小野市、多可町)の景観について、兵庫県のホームページで解説しています。
更新日:2021年03月31日