旧来住家住宅
国登録有形文化財 旧来住家住宅
特徴
大正7年、銀行家の来住梅吉氏が自邸として建造しました。
母屋の全体構造は中央に廊下をはさんだ南北2列の間取りで、南列が接客空間、北列が家族空間、東端が台所、風呂などの空間となっています。明治時代以降に発達した中廊下式の平面形ですが、廊下を畳敷きとしたことで南北空間に連続性がある造りとなっています。
母屋座敷床の矢筈張天井のように、見えないところにも凝った手法が用いられています。
建築用材の目録、経費出納簿、家政録などが残り、家屋の履歴がはっきりわかり、当時の最高級の用材と最高の技術を用いた旧来住家住宅は、数ある高級民家の中でも特に優れており、現在では用材の入手はもちろん、技術的にも再現することは困難となっています。贅を尽くした豪邸には、朝香宮殿下や犬養毅なども滞在しました。
表門
内観
高野槙の湯船
客湯殿折り上げ格天井
欄間に彫刻された縞柿の「蝙蝠」と「月に時鳥」、蝙蝠の目は黒サンゴでできている。
七福神の屋根瓦
ご案内
開館時間
午前10時~午後6時(10月~3月は午後5時まで)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料
無料
使用料(1時間あたり)
・母屋和室 1室につき100円
・離れ和室 1棟につき200円
お問い合わせ
旧来住家住宅
〒677-0015 西脇市西脇394-1 電話0795-22-5549
この記事に関するお問い合わせ先
西脇市役所 産業活力再生部 商工観光課
電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-6987
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更新日:2021年03月31日