ひょうごフィールドパピリオン
県全体がパビリオン ― 「ひょうごフィールドパピリオン」
ひょうごフィールドパビリオンは、兵庫県全体をパビリオンに見立て、震災復興、健康と食、地場産業、農林水産業、伝統文化など、地域におけるさまざまな「活動の現場そのもの(フィールド)」に、国内外から多くの人をいざない、学び・体験していただくことを目指す兵庫県独自の取り組みです。
万博が生み出す活力(国内外からの観光客)を県内に波及(誘導)させることを目的としています。
テーマ
Our Field, Our SDGs
私たちのフィールド、私たちのSDGs
意義
- 万博の開催意義である「人類共通の諸課題の解決策提示」のモデルを、兵庫各地の取り組みの現場で示す
- 地域団体や事業者の小さな取り組みをの価値を、地域の人々自身が世界に発信し、地域の誇りにつなげる
- 世界から地域への人の流れをマネージメントする仕組みを21世紀型万博観光として確立し、レガシーとして残す
広報にしわき令和6年8月号(ひょうごフィールドパビリオン特集) (PDFファイル: 5.9MB)
ひょうごフィールドパビリオン兵庫県ホームページ(外部リンク)
SDGs体験型地域プログラム
「SDGs体験型地域プログラム」は、ひょうごフィールドパビリオンの展開に当たってSDGsを推進し、地域や社会の諸課題の解決に向けて、各地域で特色ある資源を生かした体験型・周遊滞在型プログラムやその素材となり得るプログラムです。
230件(令和6年6月21日時点)のうち、5件が西脇市内でのプログラムとして認定されています。
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認定プログラム |
応募者 |
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1 |
来て、見て、感じて播州織産地オープンファクトリー |
西脇市役所 |
2 |
新発見!デザイナーtamaki niimeによる播州織のものづくり体験 |
有限会社玉木新雌 |
3 |
テロワールな日本酒と和牛を学ぶ、味わうプログラム |
株式会社萬乗醸造 |
4 |
織都・西脇 |
西脇市観光物産協会 |
5 |
自然との調和がはぐくむ黒田庄和牛と山田錦 |
西脇市観光物産協会 |
【1】来て、見て、感じて播州織産地オープンファクトリー
地域の特徴を生かして発展してきた、地場産業「播州織」の魅力を知ることができるオープンファクトリー。ものづくり現場の雰囲気を肌で感じ、現場そのものを直に体験できる、播州織産地ならではのプログラムが楽しめます。
また、デザイナーや織物職人とのワークショップなど交流できる機会もあります。
プログラムの内容
- 普段見ることのできない染色工場、織布工場などの生産現場の見学ツアーとこだわりの生地の購入
- 加工場での生産現場の見学と処理加工のデモ体験
- 郷土資料館での播州織の歴史・文化の見学と手軽に楽しめる播州織手織り体験
- 昔ながらのノコギリ屋根が残る播州織のアンテナショップでのお買い物体験
- 写真から製作する世界に1つだけのオリジナルファブリック など
実施日
令和6年10月26日(土曜日)~27日(日曜日)
(通年で実施する事業所もあります。西脇市観光物産協会へお問い合わせください)
参加方法
ホームページから申し込み
プログラム提供者
西脇・多可オープンファクトリー「もっぺん」実行委員会
その他の情報
ひょうごフィールドパビリオン「SDGs体験型地域プログラム」紹介ページ(外部リンク)
【2】新発見!デザイナーtamaki niimeによる播州織のものづくり体験(プレミア)
tamaki niimeの色とりどりの一点ものの作品を通して、ものづくりの楽しさ、ものづくりを次の世代へ伝える大切さを、自社ラボで提供するプログラム。
暮らしにあるものの全てがものづくりに繋がるという思いから、ものづくりが環境に与える影響についても考え、コットンや無農薬野菜の栽培など織物以外の取り組みも行っており、その現場で「ものづくりの原点」を学びます。
このプログラムは、ひょうごフィールドパビリオンのプレミアプログラム(『各地域の風土・文化との親和性』や『事業の持続可能性』の観点から、地域の核となると考えられるプログラム)に選ばれています。
プログラムの内容
- 播州織の魅力を間近に感じられ、自社内で生地づくりから製品になるまでの工程が全て見られる工場見学
- 縫製加工の「体験型」ワークショップ(ショールの縫製・カット・タグ付け)
- 綿織物の原料となる綿花の栽培、収穫体験
- 自社のアパレル製品の展示販売のほか、産地企業とコラボレーションした商品や他の企業が開発した独自ブランドの商品も展示販売
実施日
通年
参加方法
予約フォームから申し込み
プログラム提供者
有限会社玉木新雌
その他の情報
プログラム提供者の玉木新雌さんは、「ひょうごフィールドパビリオンアンバサダー」に選ばれています。
ひょうごフィールドパビリオン「SDGs体験型地域プログラム」紹介ページ(外部リンク)
【3】テロワールな日本酒と和牛を学ぶ、味わうプログラム
食づくりの現場と実食を通じて、西脇市の循環型農業への理解を深めてもらいたい—との思いのもと、世界に誇る「山田錦の日本酒・醸し人九平次」と「神戸ビーフ」を産地で体験するワンランク上の食のおもてなしメニューを提供します。
西脇市の黒田庄地域は、水と緑、豊かな土に育まれた場所で、自然環境と調和した循環型農業が展開されており、酒米・山田錦や、約9割が「神戸ビーフ」として出荷される「黒田庄和牛」などの特色ある農産物が生み出されています。
令和3年5月、循環型農業の取り組みが評価され、西脇市は「SDGs未来都市」に選定されました。
萬乗醸造での取り組み
酒米の品種の中でも、萬乗醸造が求める理想を具現化する、高いポテンシャルを持つ黒田庄地域の山田錦を原料米に日本酒「醸し人九平次」を醸造し、革新的な逸品として国内外で高い評価を得ています。
山田錦を原料に用いるだけにとどまらず、醸造家・久野九平治の世界観を表現するため、黒田庄地域で自ら山田錦を栽培し、テロワール(その土地の土壌や地形、気候などの特性)とヴィンテージ(天候の影響)の特徴を最大に引き出す酒造りを行っています。
さらに、「田と蔵の直結」を目指し、山田錦の栽培を行う黒田庄地域に酒蔵を建設(令和2年2月)。産地で完結する一貫生産体制を構築しました。
また大学等と連携し、酒造り現場での実習を通じて、次世代の農業の担い手確保と人材育成にも取り組んでいます。
萬乗醸造の醸造過程で発生する酒かすは、同地域で黒田庄和牛を肥育する川岸牧場で飼料として利用されています。
プログラムの内容
- 萬乗醸造の酒蔵(外観)や山田錦が栽培・収穫される田の見学
- 酒蔵に隣接する西脇市日時計の丘公園研修室などを活用して、山田錦や日本酒造りを生産者等から学ぶ
- 黒田庄和牛を核とした循環型農業について、関係者等から学ぶ
- 株式会社川岸畜産が経営する「肉料理 樹」で神戸ビーフと日本酒「醸し人九平次」を味わう
実施日・参加方法
調整中
プログラム提供者
株式会社萬乗醸造
その他の情報
【4】織都・西脇~播州織が築いた歴史・文化を訪ねて~
織物産業の繫栄がもたらした西脇市の歴史と培われてきた文化・暮らしに触れる播州織のサイドストーリーを楽しむプログラム。
中心市街地に残る昔懐かしい昭和レトロなまちなみや建造物、西脇市出身の美術家・横尾忠則さんの創作活動の原点である「Y字路」地点などをガイドの案内で見て歩き、ご当地グルメを味わうことで、ユニークな地域資源を活用した取り組みを学ぶことができます。
播州織産地博覧会や国指定重要文化財・西脇小学校木造校舎の見学会など、まちなかで開催されるイベントと連携したプログラムも検討しています。
プログラムの内容
- 播州織の繁栄を背景に形成されたまちなみ・建造物のガイド付き見学(旧来住家住宅・播州織工房館・西脇小学校・Y字路地点など)
- 西脇市郷土資料館や生活文化総合センタードウジアムにおいて、播州織とまちの歴史の学習、展示資料の見学
- ご当地グルメ「播州ラーメン」や「西脇ローストビーフ」の実食
- (オプション)播州織のオーダーシャツ作製やワークショップ など
実施日
通年
参加方法
予約フォームから申し込み
電話(0795-22-3111)でも受け付けます(祝日を除く月曜日~金曜日)
プログラム提供者
西脇市観光物産協会
その他の情報
ひょうごフィールドパビリオン「SDGs体験型地域プログラム」紹介ページ(外部リンク)
織都・西脇~播州織が築いた歴史・文化を訪ねて~詳細ページ(外部リンク)
【5】自然との調和がはぐくむ黒田庄和牛と山田錦~こころ勢(はず)む食の深奥を知る~
黒田庄地域は、酒米・山田錦や、多くが神戸ビーフとして出荷される黒田庄和牛の生産地として知られています。
それぞれの生産過程で発生する不要物を有効活用した「自然と人にやさしい循環型農業」の展開により、持続可能な農業生産モデルが構築。それらが実践される現場の見学や取り組みの学習、さらに農産物の実食を通じて、付加価値を生みながら、環境に配慮した西脇市オリジナルの循環型農業に対する理解を深めることができるメニューです。
中山間地域が連綿と受け継いできた地域資源を生かした暮らしの姿を伝え、自然の恵みや心の豊かさが大切であるとの気付きにつなげます。
プログラムの内容
- 黒田庄和牛を核とした循環型農業や生産される農産物についての学習(日時計の丘公園など)
- 黒田庄和牛と山田錦に関する体験(黒田庄和牛の手ぶらバーベキュー、日本酒の購入・実食など)
- 黒田庄地域の資源を活用した野外体験活動(日時計の丘公園での燻製づくり、ハンター料理など)
- 山田錦の栽培農地の見学とガイドによる説明(日時計の丘公園周辺)
- 牛の排泄物から堆肥をつくる工程の見学とガイドによる説明(西脇市土づくりセンター「ゆめあぐり西脇」) など
実施日
通年
参加方法
予約フォームから申し込み
電話(0795-22-3111)でも受け付けます(祝日を除く月曜日~金曜日)
プログラム提供者
西脇市観光物産協会
その他の情報
ひょうごフィールドパビリオン「SDGs体験型地域プログラム」紹介ページ(外部リンク)
利用促進サマー(終了しました)
北播磨県民局では、下記の期間を「利用促進サマー」と題してキャンペーンを展開しました。
これは、ひょうごフィールドパビリオン認定プログラムのさらなる磨き上げや、機運醸成に向けた集中取り組み期間です。
期間に限らず、ぜひ地域の「活動の現場そのもの(フィールド)」を体験してみてください。
期間
令和6年6月17日(大阪・関西万博開幕300日前)~9月30日
県民モニターを募集
兵庫県は、県民の皆さんにひょうごフィールドパピリオンを実際に体験してもらい、受け入れ環境の改善や接遇能力の向上など、プログラムの魅力アップに向けてモニター事業を行っています。
詳しくは、下記の兵庫県ホームページをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
西脇市 市長公室 政策推進課
電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-1014(代表)
問い合わせフォーム
更新日:2024年10月01日