すべての教職員が子どもたちとじっくりと向き合う環境づくりのために

更新日:2022年03月31日

教職員定時退勤日の実施にあたって ~学校業務改善~

 学校を取り巻く環境が大きく変化する中、児童生徒の生きる力を育み、学力の向上やいじめ等の様々な問題を解決していくためには、教職員が児童生徒とじっくりと向き合う時間を確保することが重要です。

 平成24年度に兵庫県教育委員会が県内の小・中・高等学校及び特別支援学校を対象に実施した 「教職員勤務実態調査」 の結果は、 教員の平日1日あたりの平均労働時間は10時間46分 となっており、その時間的・精神的負担が増大していることが明らかになっています。(下記資料は、平成25年2月兵庫県教職員の勤務時間適正化取組評価検討会「教職員の勤務適正化 新対策プラン」より抜粋)

 そこで兵庫県教育委員会から、平成25年度より、週1回以上の 「教職員定時退勤日」県内すべての学校において設定・実施するよう、各市町教育委員会に向けて依頼がありました。

 本年度も引き続き、西脇市教育委員会においても 「教職員定時退勤日」 の実施により、教職員のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を実現することで、すべての教職員が精神的なゆとりを持って、一人一人の児童生徒に向き合うことのできる環境づくりを進めることとしています。

新対策プランより資料

[ノー部活デー」の実施にあたって

過度な部活動により、スポーツ障害等の要因だけでなく、心にも疲弊をきたすことが昨今問題となっています。また、学校を取り巻く環境が大きく変化する中、学力の向上やいじめ等の様々な問題を解決していくためには、教職員が生徒とじっくりと向き合う時間を確保することも重要です。

そこで、西脇市ではスポーツ庁「運動部活動の在り方に関するガイドライン」(平成30年3月)、文化庁「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」(平成30年12月)に則り、兵庫県教育委員会「いきいき運動部活動(4訂版)」(平成30年9月)、「文化部活動の在り方に関する方針」(平成31年3月)を参考に、「西脇市中学校運動部活動ガイドライン」(平成30年9月)、「西脇市中学校部活動ガイドライン」(令和2年3月)を策定しました。部活動の意義、適切な運営体制の構築、活動計画の作成、適切な休養日等の設定、合理的でかつ効率的・効果的な活動の推進のための取組、家庭・地域との連携について定めています。

西脇市においては、部活動の休養日を設ける 「ノー部活デー」週あたり2日以上 実施することで、生徒や教職員の心身のリフレッシュを促し、生徒に向き合う時間と生徒のゆとりある生活、実りある運動部及び文化部の活動が実現できるよう環境づくりを進めていきますので、ご理解とご協力よろしくお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市教育委員会 教育創造部 学校教育課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-23-8844​​​​​​​
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