新型コロナウイルス感染症に伴う環境整備について(身の回り用消毒液の作り方)
新型コロナウイルスは、飛沫(ひまつ)感染と接触感染でうつるといわれています。
一人一人の手洗いや咳エチケットの徹底はもちろんのこと、感染のリスクを下げるためには、環境整備にも心掛けましょう。
飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
換気をしましょう
日中はできるかぎり、定期的に換気することが大切です。窓がある環境では、2方向の窓を同時に開けて換気をしましょう。
手で触れる部分を消毒しましょう
不特定多数の人が手で触る取っ手やドアノブなど、共有部分はアルコール消毒液か薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭き取ります。
スプレーボトルでの消毒剤の噴霧は、ウイルスを飛散させる恐れがあるので、好ましくありません。
よく手で触れる場所の消毒方法
- 次亜塩素酸ナトリウムが成分に含まれた家庭用塩素系漂白剤を用意します。
(家庭用塩素系漂白剤の原液に含まれる次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、通常5~6%です。) - 家事用手袋を着用します。
- 使用量の目安に従って、1で用意した家庭用塩素系漂白剤を薄めます。
目安となる濃度は0.05%です。下記の表を参考にしてください。 - 拭き取り用のタオルを用意します。
- タオルに3で作った液を浸し、軽く絞ります。
- 換気を十分に行い、5の軽く絞ったタオルで、取っ手やドアノブなど、高い頻度で触る部分や物品を拭きます。
- 金属部分は腐食することがありますので、10分後に水拭きをします。
トイレや洗面所の清掃は、通常の家庭用洗剤を使用します。すすいだ後に、0.1%に薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤を使用しましょう。
タオル、衣類、食器、箸やスプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまいません。タオルは共用しないよう注意しましょう。
ペットボトルと家庭用塩素系漂白剤を使った消毒液の作り方(500ミリリットル・2リットル)
この消毒液は、身の回りの物を消毒するためのものです。手指の消毒には使えませんので、ご注意ください。
ペットボトル(500ミリリットル・2リットル)で作る場合
消毒液は作ったその日の内に使い切るようにしてください。
消毒液濃度 |
消毒する場所 |
家庭用塩素系漂白剤の量 |
作り方 |
---|---|---|---|
0.05% |
よく触る場所 |
ペットボトルのキャップ1~1.25杯 |
500ミリリットルのペットボトルに、水を半分ほど入れる。 そこに、家庭用塩素系漂白剤をペットボトルのキャップ1~1.25杯分入れる。 最後に、ペットボトルがいっぱいになるまでゆっくり水を注ぎ入れる。ふたをして、よく振って混ぜ合わせる。 |
0.1% |
トイレ、洗面所 |
ペットボトルのキャップ2~2.5杯 |
500ミリリットルのペットボトルに、水を半分ほど入れる。 そこに、家庭用塩素系漂白剤をペットボトルのキャップ2~2.5杯分入れる。 最後に、ペットボトルがいっぱいになるまでゆっくり水を注ぎ入れる。ふたをして、よく振って混ぜ合わせる。 |
商品によって、含まれる次亜塩素酸ナトリウムの濃度は異なります。
商品パッケージやホームページの説明にしたがってご使用ください。
新型コロナウイルス対策・身のまわりを清潔にしましょう/厚生労働省(外部サイト・画像)
用意するもの
- 家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム5~6%を含む市販のもの)
- ペットボトル(キャップ付きの洗った清潔なもの)
- 家事用手袋
- タオル
必要に応じて用意するもの
- じょうご(非金属製)
- 洗面器又はバケツ(非金属製)
- レインコート
家事用手袋を着用する。
ペットボトルのキャップを外し、ペットボトルの半分程度まで、水道水を入れる。
ペットボトルのキャップで、下記の分量の家庭用塩素系漂白剤を計量する。
ペットボトルの大きさ | 500ミリリットル | 2リットル |
---|---|---|
よく触る部分を消毒 | 1~1.25杯 | 4~5杯 |
トイレ、洗面所を消毒 | 2~2.5杯 |
8~10 杯 |
商品によって、含まれる次亜塩素酸ナトリウムの濃度は異なります。
商品パッケージやホームページの説明にしたがってご使用ください。
水道水を半分まで入れておいたペットボトルに、計量した家庭用塩素系漂白剤を入れる。
キャップから入れるのが難しい場合は、非金属製のじょうごを使用します。
ペットボトルがいっぱいになるように水道水を追加する。
キャップを閉めて、ゆっくり振ってよく混ぜる。
作った消毒液を誤って飲まないないように注意する。
作った消毒液をタオルに浸す。
非金属製のバケツや洗面器等を使用してもよい。
タオルを軽く絞る。
十分に換気した上で、消毒したいところを拭く。
金属部分は腐食を防ぐために、10分後に水拭きをする。
注意
- 使用するときは、換気を十分に行ってください。
- 有毒な塩素ガスが発生しますので、酸性のものと絶対に混ぜないでください。
- 皮ふへの刺激が強いので、直接触れないよう、家事用手袋を使用してください。
- 皮ふに付着した場合は、直ちに大量の水で十分洗い流してください。
- 目に入った場合は、直ちに大量の水で十分洗い流し、医師の診察を受けてください。
- 消毒液は、濃度が高いほど、金属がさびたり、漂白(変色)作用が強くなったりしますので、注意してください。
この記事に関するお問い合わせ先
西脇市役所 くらし安心部 健幸都市推進課
電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-23-5219
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更新日:2021年03月31日