日本のへそ・織都西脇の繁栄と文化に触れる道

更新日:2021年03月31日

コース紹介

「新日本 歩く道紀行100選シリーズ~歩いておきたい1000の道」の文化の道「日本のへそ・織都西脇の繁栄と文化に触れる道」として選ばれている歩きやすいコースです。

 


西脇バスターミナルから市街地を経て、JR日本へそ公園駅に向かう、播州織を中心に西脇市の歴史と文化を体感するコースです。

距離:約6キロメートル

所要時間:約1時間30分

見所紹介

  • 国登録有形文化財の「旧来住家住宅」や兵庫県景観形成建造物の「西脇区消防庫」など大正時代から昭和初期にかけて播州織の繁栄とともに形成された西脇のまちなみを歩きます。
  • のこぎり屋根が特徴の織物工場を活用した「播州織工房館」で、播州織の伝統に触れ最新の商品を手に入れることができます。
  • 昭和初期に建築された「西脇小学校木造校舎」は、「火垂るの墓」をはじめ、映画やテレビの撮影にも使用されている建物で、レトロな雰囲気を残しています。
  • 古刹「西林寺」は、四季折々の花が咲き誇る「花の寺」として知られており、梅雨の時期のあじさいと秋の紅葉は、その美しさで特に知られています。
  • 日本列島の中心「日本へそ公園」には、経緯度交差点をはじめ、経緯度や宇宙をテーマにした「テラ・ドーム」や「岡之山美術館」などの個性あふれる施設があります。

旧来住家住宅

 大正時代に銀行家・来住梅吉氏によって建てられた高級民家で、国登録有形文化財となっており、無料で公開されています。皇族や犬養毅などの偉人も宿泊した邸宅の随所に、今では手に入れることが困難な高級用材を使っており、ボランティアガイドの案内で邸内をゆっくり見学できます。

播州織工房館

 かつての織物工場を活用した建物で、産地で作られている播州織製品を展示・販売しています。織物の風合いを確認するのに必要な柔らかな自然光を取り入れるための「のこぎり屋根」が特徴の木造の建物は、播州織が「ガチャマン」(機械がガチャと1回音を立てると1万円が生み出される。)といわれる空前の好況を迎えた時代の面影を今に伝えてくれます。

美術家・横尾忠則氏のY字路

 西脇市は世界的美術家・横尾忠則氏の出身地。小学生だった横尾氏の通学路であったこの場所は、2000年に発表された横尾氏のライフワークとなる作品「Y字路」の最初の作品に描かれていることから、Y字路の原点です。

西林寺

 7世紀中ごろに法道仙人が開基した寺で、3千株・数万本が咲き誇る初夏のあじさいは地域随一の美しさを見せ、多くの人を集めます。またほかにも、秋の紅葉、兵庫県天然記念物に指定されている早春の「唐子ツバキ」など四季折々の花が楽しめる「花の寺」として知られています。

日本へそ公園

 日本標準時の東経135度と北緯35度が交差する地点、日本列島の中心「日本のへそ」に位置する公園。新旧経2つの緯度交差点の標柱や大型遊具、宇宙と科学をテーマにした「経緯度地球科学館・テラドーム」などがあります。また、公園内には近畿の駅100選に入るJR日本へそ公園駅があり、その前にある、岡之山美術館は、駅に停車する列車風の建物で、現代美術の企画展示を開催しており、設計は建築家・磯崎新氏によるものです。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市役所 産業活力再生部 商工観光課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-6987​​​​​​​
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