実現化方策

更新日:2021年03月31日

実現化方策1

 まちづくりを実現するためには、次の2つが重要となります。このため、本計画においては、この2つの事項についてその方向性を示し、まちづくりに参加する各種団体、市民、行政などの役割を明確にします。

・まちづくりの組織
・人材育成 

 
まちづくりの組織
 地方分権の進展や市民参加が重要視されてくる中で、中心市街地活性化という多岐にわたる取り組みを効果的に行うためには、多くの関係者による主体的な取り組みが必要です。まちづくり推進体制が決定し、TMOが設立された場合の各まちづくり組織の役割分担(パートナーシップ)の形を表したものが下図です。

実現化方策の画像

 まちの主人公である市民が、市民レベルや地域レベルから生活者の視点に立って発想し、実践しあうために役割分担することが、市民、行政、TMOによるパートナーシップのまちづくりです。
 

まちづくり組織の役割
【行政の役割・活動】
・意思決定システムの確立
・計画の進行管理
・まちづくり窓口
・まちづくり組織との連携
・啓発・普及
・民間投資の誘導

【市民・事業者等の役割・活動】
・まちづくりの実践
・自治会活動の発展
・商業者間での連携
・民間企業の参画
・イベントへの参加
・行政・まちづくり組織との連携

【まちづくり組織の役割・活動】
・まちづくり組織の早期立ち上げ
・連携した事業の推進
 
人材育成
  行政、市民、商業者等を含めた多様な関係の下でまちづくりに取り組んで行くためには、西脇市の実状を踏まえ、これに応じた取り組みを先導できる企画力や指導力のある人材を確保・育成することが重要です。
 このため、関連施設整備、ソフト事業、テナント管理等の一体的実施時に向けて戦略的な指導・助言を行うことのできる人材の育成、国が行うまちづくり等の専門家の長期派遣制度などを有効に活用し、人材を積極的に育成します。 
 

TMO設立の課題

 TMOは、Town Management Organization(タウンマネージメントオーガニゼーション)の略で、まちづくり組織のことです。本計画では、まちづくりを企画運営する機関として、様々な主体と関わり合い総合的に調整を行う組織として位置付けています。(法第18条で「認定構想推進事業者」という名称で規定されています。)

 中心市街地活性化基本計画に基づく各種活性化事業への取り組みを本格的に進めていくにあたっては、前述のように公民一体となった推進体制の整備及び役割分担の明確化が必要です。特に商業者が主体となって取り組む「商業等の活性化事業」の推進にあたっては、事業計画の具体化及び関係者の合意形成を図るために各商店街における組織的な土壌作り、意識向上、事業主体としての推進体制の構築が不可欠です。
 このような商業活性化を含め、中心市街地全体をとらえて、まちづくりの視点 からまちの運営を総合的にプロデュースする機関、いわゆるTMO(まちづくり組織)が必要になります。

タウンマネージメントの役割(例)
・まちづくりにとって重要な道路、公園又は拠点的な建築物等の管理
・地域内バスの運行、駐車場の管理など、適切な交通の確保
・テナントミックスなど、適切な小売形態や土地利用の維持
・イベント開催など、中心市街地に関する情報を発信するための活動
・まちを美しく魅力的に演出・維持するための活動

 西脇市においても、商業等の活性化施策の実施やイベントの企画、運営活動、各種事業との調整の推進母体として、TMOの設立を検討し、今年度TMO構想の策定に取り組みます。

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市 都市経営部 まちづくり課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-1014(代表)
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