歯科・歯科口腔外科
診療科の特徴と診療内容
当科では北播磨地区における歯科二次医療機関として、専門分野だけでなく、他科と連携し、複数の疾病を合併している患者様の処置など、あらゆる分野に対応できるよう日々努力しております。
主な対象疾患は埋伏歯抜歯・腫瘍・嚢胞・粘膜疾患・顎関節疾患・外傷・歯性感染症・舌痛症・口腔乾燥症などで、口腔外科疾患の治療に幅広く対応しております。
当科での最も多い治療が智歯(親しらず)の抜歯であり、年間約600本の処置を行っています。難抜歯が予想される場合や、局所麻酔下での抜歯がこわいといった場合、また術後出血リスクがある場合などには、入院予約をとり、全身麻酔下での抜歯をご提案させていただく場合がございます。
また、口の中の粘膜の表面や内部には、傷や口内炎、腫瘍、嚢胞など多彩な疾患ができ、稀ではありますが口腔癌の場合もあります。当科では院内で病理診断も可能で、また症状・処置内容によっては迅速に神戸大学病院や兵庫県立がんセンターへの紹介を行える体制をとっています。その他さまざまな全身疾患(心臓病、循環器疾患、糖尿病 etc.)を合併した一般歯科医院で治療が困難な方や、当院入院中の患者様に対して各科と協力して診療にあたっています。
主な診療実績 2019年1月~12月
埋伏歯・齲蝕歯・転位歯など |
1007例 |
先天異常・発育異常 |
15例 |
外傷 |
73例 |
睡眠時無呼吸症候群 |
24例 |
口腔粘膜疾患 |
987例 |
嚢胞 |
24例 |
良性腫瘍及び腫瘍類似疾患 |
217例 |
歯科心身症 |
6例 |
顎関節疾患 |
328例 |
神経性疾患 |
25例 |
唾液腺疾患 |
9例 |
悪性腫瘍 |
7例 |
外来診療日程表(令和2年8月現在)
月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 |
---|---|---|---|---|
宮井大介 | 宮井大介 | 担当医 | 宮井大介 | 宮井大介 |
松田 彩 | 松田 彩 | 松田 彩 | 松田 彩 | |
伊賀友哉 | 伊賀友哉 | 伊賀友哉 | 伊賀友哉 |
手術日
外来小手術日:月、火、木、金曜日
手術日:水曜日
地域医療機関の先生方へ
全国に先駆けて、兵庫県と兵庫県歯科医師会による病診連携推進事業のモデル病院の第一号に西脇病院歯科口腔外科が策定されました。多くの皆様に病院歯科を理解していただく機会が与えられたと思っております。地域の中核病院歯科の勤務医として使命と自負を実感しました。多くの関係者の皆様にお世話になり、今日の病院歯科があると思われます。
今後は、歯科治療の北播磨の地域支援システムを構築し、そのシステムを強力に推進する必要性があると思われます。患者にとって適切な医療が最適な医療機関で受けられることを基本とした医療連携は、西脇病院歯科口腔外科だけで進めるものではなく、患者、地域住民、行政(国・県・地方自治体)、大学、医師会、薬剤師会、看護協会、衛生士会、介護関連施設や歯科医師会などの協力体制下に取り組むことが重要と思われます。連携する相互で医療情報交換が円滑に行える環境を整備することがシステム構築につながり、ネットワーク化した医療連携が機能する結果、役割分担が明確になり、紹介や逆紹介がスムースになると思われます。患者にとって利便性・快適性・対話性が増し、医療機関にとっては継続性・包括性・専門性がより充実されると考えられます。
当院に口腔外科の専門職として勤務し、病院歯科勤務医の道を着実に歩むことができたと思いたいです。皆様のご理解と温かい見守りとご支援のなかで充実した時間を皆様とともに学び、そして有意義な時間をスタッフとともに過ごせたことに感謝したいと思います。これからも一層のご教示とご支援をいただきますようお願い申し上げます。
医師紹介
医師 | 役職 | 資格 |
---|---|---|
宮井 大介 | 部長 | 日本口腔外学会専門医 日本口腔感染症学会院内感染予防対策認定医 厚生労働省認定歯科医師臨床研修研修指導医 日本顎咬合学会認定医 日本口腔科学会認定医 |
松田 彩 | 医員 | |
伊賀 友哉 | 医員 |
スタッフ
職種 |
氏名 |
---|---|
歯科衛生士 |
坂本 聡美 |
歯科衛生士 |
松本 香 |
歯科衛生士 |
山口 美優 |
歯科技工士 |
広田 信幸 |
この記事に関するお問い合わせ先
西脇病院 管理課 総務担当
〒677-0043
西脇市下戸田652-1
電話:0795-22-0111
ファックス:0795-23-0699
更新日:2020年08月24日