整形外科

更新日:2020年05月11日

診療科の特徴と診療内容

 当院の整形外科は、整形外科専門医3名と医員1名の計4名で診療を行っています。
 北播磨地域の中心的な急性期病院であり、救急搬送件数も多く、入院患者さまも骨折などの外傷例が主となっています。高齢化に伴い大腿骨近位部骨折、脊椎椎体骨折が急増しており、当科では早期対応にて可及的早期に離床できるよう治療を行っています。
 また、頚椎・腰椎等の脊椎疾患、人工関節等の関節疾患の手術も増加しており、北播磨地域の医療を担うためできる限り当院にて治療を完結できるように努力しています。
 脊椎脊髄疾患の治療としては、保存的加療はもちろんのこと、脊椎変性疾患に対する頚椎椎弓形成術、腰椎椎弓切除術・固定術(PLIF、TLIF)、脊椎外傷に対する各種Instrumentを使用した手術にも対応しています。また、当地の地域性に多く見られる脊椎圧迫骨折に対しては椎体形成術を、圧迫骨折後の麻痺に対する脊椎前方、後方固定術等も症例により施行しています。
 人工股関節置換術、人工膝関節置換術に関してはクリニカルパスを使用し、安全、均一な治療を行っています。

大腿骨近位部骨折手術の早期手術

 高齢者の大腿骨近位部骨折は欧米では24~48時間以内の手術が推奨される緊急を要する外傷です。本邦では様々な制約のため手術が数日~1週間程度遅れる傾向にあります。手術待機期間が延びると臥床による合併症(肺炎、尿路感染、下肢静脈血栓症、褥瘡等)のリスクが急増し、せん妄や認知症等の精神症状が発症、進行する場合があります。当科では麻酔科医、内科医を含め手術室、検査部、看護部等の協力・連携の下、できるだけ来院された当日に手術を行う体制を整えています。それにより、現在は手術症例の90%以上は48時間以内に、85%の症例は24時間以内に手術を行いことができています。これにより早期離床、リハビリを行い周術期の合併症を減少するよう努力しています。また、地域の他の病院、開業医と連携(地域連携パスを運用)し当院退院後もリハビリ、ケアーを続ける体制を整えています。

経皮的椎体形成術(BKP治療法)について

 骨粗しょう症などによって起きた背骨の骨折(脊椎圧迫骨折)による背中の痛みを改善させる経皮的バルーン椎体形成術(バルーンカイフォプラスティ:BKP)で、骨折した脊椎(椎体:椎骨の前部を占める半円形の部分)の中で風船(バルーン)をふくらませることによって、椎体がつぶれている状態を整復してから、セメントを注入して固定する手術です。

この治療法は特別な研修を受けた脊椎専門医だけが行うことができるもので、当院も実施可能施設となっています。手術は全身麻酔で行い、約1時間で終了します。手術により背中の左右に5�ほどの小さな傷が2ヶ所つきますが、大きな傷は残りません。手術後の状態が問題なければ、翌日から歩行を開始し、3日〜7日で退院となります。

手術実績(441件 2019年1月〜12月)

整形外科実績
主な手術内容 件数
四肢外傷 219件
手の外科手術 39件
脊椎手術 49件
人工関節置換術 31件
人工骨頭置換術 47件
スポーツ・その他関節手術 20件
その他の手術 36件

地域医療機関の先生方へ

 当科は慢性的に満床状態で、地域医療機関の先生方にはご迷惑をお掛けしています。入院が必要な患者さまにはできるだけ早急に対処させていただきますので、遠慮なくご紹介ください。

医師紹介

整形外科医師紹介
医師 役職 資格

大内 聖士

主任部長

日本整形外科学会 整形外科専門医
日本整形外科学会 認定スポーツ医
日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医 

伊藤 淳

部長

日本整形外科学会専門医
同学会認定脊椎脊髄病医
同学会認定リウマチ医

深澤 高広

部長
リハビリテーション科部長

日本整形外科学会専門医
災害派遣医療チーム研修過程終了

伊藤 達也

医員

 

佐藤 啓三

医監

日本整形外科学会専門医
同学会認定脊椎脊髄病医
中部日本整形外科災害外科学会評議員

この記事に関するお問い合わせ先

西脇病院 管理課 総務担当
〒677-0043
西脇市下戸田652-1
電話:0795-22-0111
ファックス:0795-23-0699

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