医療のかかり方について

更新日:2021年08月06日

考えてみましょう!正しい医療のかかり方

 同じ病気で複数の病院に通ったり(重複受診)、必要以上に薬をもらったりしていませんか。こういった重複受診や薬の飲み合わせが原因で、健康に悪影響を及ぼすこともあります。また、この行為が医療費の増加につながる場合がありますので、医療のかかり方や薬のもらい方をもう一度見直し、正しく受診しましょう。

 

重複受診を避けましょう

 同じ病気で複数の医療機関をかけもちすることを「重複受診」と言います。検査の重複は家計の無駄遣いに、薬の重複は体に悪影響を及ぼす場合があります。

 また、医療費の増加にもつながりますので、重複受診を避けましょう。

 

かかりつけ医を持ちましょう

 かかりつけ医を持つことは、病気の治療だけでなく、予防も含めた健康管理のためにも大切です。これまでの病歴などを把握した上で診察してもらえます。また、余分な検査や時間をかけないで済み、必要な場合は専門医や病院を紹介してもらえます。

 

かかりつけの薬局を持ちましょう

 違う医療機関で処方された薬が同じ種類の薬であると、飲み合わせによって体に危険な場合があります。必要以上に薬をもらいすぎていないか「お薬手帳」を活用して、体質や薬歴を把握・管理してもらうことが大切です。

 

ジェネリック医薬品を利用しましょう

 ジェネリック医薬品とは、特許期間が過ぎた新薬と同じ効能効果を持った安価な処方薬です。同じ成分・同じ効果ですが開発費がかからないため、低価格になっており、医療費の削減に役立ちます。ジェネリック医薬品へ変更を希望される場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

特定健診・がん検診を受けましょう

 自覚症状がない病気の早期発見や、健康管理のために、年に一度は必ず健診を受けてください。早期発見は、治療期間が短くなり、費用も安く、体への負担も少なくなります。

 

診察はなるべく診療時間内に受けましょう

 深夜・休日など診療時間外に受診すると加算料金がかかっていることをご存じですか。家計や医療費、そして、医師の負担を減らすためにも、できるだけ通常の診療時間内に受診しましょう。

 深夜・休日にお子さんの急な病気にどう対処したらいいのか、病院の診療を受けた方がいいのかなど判断に迷った時は、まずは小児救急電話相談を利用しましょう。携帯電話からも利用できます。「#8000」へ電話をかけると小児科の医師や看護師から適切な対処の仕方などのアドバイスが受けられます。

 

医療費の増加を抑えるために

 国民健康保険財政(国保財政)は、収入の減少と医療費の増加で、大変厳しい状況になっています。要因は、自営業の方が減少するなど就業構造が変化したことに加え、高齢者層や低所得者層の増加、経済情勢の悪化によって失業者が増加し、加入者の所得が減少していることなどがあげられます。

 このまま医療費が増加していくと、保険税の引き上げにつながり、皆さんの負担が増えることにもなります。

 今後も安定して国保財政を運営していくには、日ごろから健康づくりに心がけることが大切です。そして、医療機関を受診するときの一人ひとりの「かかり方」が、医療費の節約につながります。皆さんのご理解とご協力をお願いします。

 

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市役所 くらし安心部 保険医療課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-1014(代表)​​​​​​​
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