講演会「黒田官兵衛の魅力」 が開催されました

更新日:2021年03月31日

平成25年6月30日、講演会「黒田官兵衛の魅力」 が開催されました

 黒田官兵衛を核にした地域活性化に取り組んでいる「北播磨黒田官兵衛生誕地の会」の、イベント第1弾として歴史研究家・黒田美江子さんの講演会が西脇市立黒田庄中学校体育館(黒田庄町黒田)で開催されました。

 地元だけでなく、遠方からもお越しになった方もあり、会場は400名を超える聴衆で埋め尽くされ、熱気に包まれました。講演に先立ち、生誕地の会の森脇会長と来賓の來住市長のあいさつに続き、オリジナル合唱曲「黒田官兵衛の歌・黒田城」が地元のコーラスグループの方々により合唱されました。

 続く講演会で黒田さんは「私は、黒田官兵衛の生誕地は間違いなく黒田庄だと思います。長年官兵衛さんにまつわる歴史を研究してきましたが、黒田庄生誕地説が主張され始めたとき、今まで疑問に思っていたことがストンと腑に落ちました。生誕地の会の皆様がこんなに頑張っておられ、官兵衛さんを偲ぶ歌もでき、さぞ官兵衛さんは喜んでいることでしょう。」と述べられました。また、様々な顔を持つ官兵衛さんの魅力について、次のようなエピソードを紹介されました。
 

  • 有岡城に幽閉されたとき死を覚悟しながらも土牢から見えた藤の花に生きる希望をもらった。そのため、黒田家の家紋は藤巴となった。
  • 本能寺の変で信長が死んだ時、うろたえる秀吉に「あなたの時代が来たのですよ」と天下取りへの進言をした。
  • 死ぬ間際に、息子長政に忠誠を向けさせるため、家臣に嫌われるようなことをわざと言い、冷たく振る舞った。
  • 1604年3月20日、「おもひおく、言の葉なくて、ついに逝く、道は迷はじ、なるに任せて」という辞世の句を読み、座亡(座ったまま死ぬこと)した。

 お話から官兵衛さんの強い信念とすばらしい人柄がうかがわれ、400名の聴衆が魅了されました。「軍師官兵衛」の放送決定を機会にますます地域が盛り上がることを期待していますと結ばれました。
  
 今後も官兵衛に関するさまざまなイベントが開催されますので、御期待ください

黒田官兵衛講演会の様子1

講演会には遠方からも多くの方が参加しました。

黒田官兵衛講演会2

オリジナル合唱曲「黒田官兵衛の歌・黒田城」を披露

黒田官兵衛講演会3

荘厳寺(黒田庄町黒田)に伝わる黒田家家系図を展示

黒田官兵衛講演会4

官兵衛グッズも販売。続々と計画中です。