比延地区自治協議会

　平成29年度の比延地区自治協議会の活動を紹介します。

　市内で初めて西脇市自治基本条例に規定する地域自治協議会である『比延地区自治協議会』（比延地区）、『黒田庄まちづくり協議会』（黒田庄地区）が誕生したことを記念し、平成29年11月26日に、西脇市生涯学習まちづくりセンターにおいて“ 地域自治協議会設立記念フォーラム～黒田官兵衛が想い描いたまちづくり～ ”を両協議会が共同で開催しました。

　当日は、住民と市長によるパネルディスカッションや、比延、黒田庄両地区に縁のある「黒田官兵衛」を題材にした、講談師旭堂南海さんによる講談会、また地域の様々な団体がうでによりをかけて食を提供するグルメコーナーなど、盛り沢山の内容でにぎわいました。

　平成29年5月26日に設立総会を開催し、市内初となる地域自治協議会「比延地区自治協議会」が誕生したことを受け、平成29年5月29日に、比延地区自治協議会の藤井琢己会長、寺川和宏副会長が「地域自治協議会組織設置届出書」を提出し、設立の報告をするため来庁されました。

　藤井会長は市長への報告の中で「比延地区自治協議会を中心に、今後さらにまちづくりの進展を図り、地域住民の声を市へ届け、市や地区の発展につなげていきたい」と意気込みを語られました。

　全国的に人口減少や少子高齢化が進行するなか、地域において今後想定される課題解決のための組織として、西脇市自治基本条例において地域自治協議会の設置を規定しています。

　比延地区では平成25年度に策定した地区のまちづくり計画に沿って様々なまちづくり活動が進んでいますが、昨年度には地域内の各種団体の代表者などで構成する円卓会議を開催し、地域の自治組織のあり方について検討を重ねられ、地域自治協議会の設置について協議されました。

　「地域の未来の姿」を思い描きながら会議を進めていく中で、「10年先、30年先の地域の姿を考えた時に、今私たちができることをしておかなければ、子どもや孫たちがきっと困るだろう」などの意見もあり、地域自治協議会の設立について地区内で合意が得られました。

　また、第2期まちづくり計画「人つながり未来へつなげる比也野里づくり」の中では、計画実践中期の重点事業として地域自治協議会の設立と円滑な組織運営を掲げています。

　それらのことを受け、市内初の地域自治協議会となる「比延地区自治協議会」の設立総会が平成29年5月26日に西脇市コミュニティセンター比延地区会館で開催されました。

　　　　比延地区自治協議会設立総会の様子

　比延地区では、「比延地区自治協議会」を今後の地域自治の進展を図るうえで核となる組織として位置づけ、住民や地区の区長会をはじめ、まちづくり団体、老人クラブ、子ども会、消防団など地区内のあらゆる団体が地域の未来のために協力し、人口減少、少子高齢化に対応し、持続できる仕組みづくりを進めるため、地区まちづくり計画に基づく事業の展開や安全・安心なまちづくりの推進に取り組まれます。