デング熱について

更新日:2021年03月31日

デング熱にご注意を

 平成26年8月以来、国内でデング熱に感染したことが確認された患者が報告されています。

 デング熱を過度に心配する必要はありませんが、「人から蚊」「蚊から人」に感染するため、蚊に刺されないように注意してください。また、蚊に刺された後、急な発熱や頭痛などの症状が出た場合は、最寄りの医療機関を受診してください。

デング熱とは

 蚊(日本では主にヒトスジシマカ)を媒介するウイルスによる疾患で、アジア、中南米、アフリカ等の世界の広範な地域で流行しています。人が感染しても、発症する確率は20パーセントから50パーセントで、予後は比較的良好な感染症です。人(患者)から蚊、蚊から人という経路で蚊を媒介して感染していますので、人から人に直接感染することはありません。

症状

 突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹等が現われます。潜伏期間は2日から15日と言われており、多くは3日から7日で発症します。まれに重症化して、出血やショック症状を発症することがありますが、1999年から現在までに日本国内で発症したデング熱患者で死亡者は出ていません。

治療法

 現在、有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく対症療法が主体となります。

感染予防

 感染症を防ぐには、蚊に刺されないように注意する必要があります。特に、蚊が活発に活動する夏場(5月中旬から10月下旬)は、次のことに注意してください。

蚊に刺されそうな場所では、長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きなどは避ける

虫よけ剤等を使用し、蚊を寄せ付けないようにする。

室内の蚊の駆除を心掛ける。

蚊の幼虫の発生源を作らないように注意する。(蚊は、水辺に産卵します。下水溝、廃タイヤの中や水桶等の人工的な環境下においても産卵し、増殖します。)

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市役所 くらし安心部 防災安全課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-3515
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