播州織に親しむ

更新日:2021年03月31日

播州織工房館

 「のこぎり屋根」が特徴の閉鎖された木造の織物工場を改装・再生し、平成19年にオープンした施設で、まちの交流拠点として「播州織」の情報発信を行っています。館内では、播州織を使った小物などオリジナルグッズを販売しているほか、播州織の定番とも言えるシャツ、さらに神戸芸術工科大学と地元の織物業者が連携・開発したジーンズ、作務衣、トートバックなど、これまでの播州織のイメージを打ち破る商品を展示・販売しています。
 館内には舞台も備え付けられており、イベント開催時には播州織のファッションショーや織機による手織り体験もできます。
 また、市内随所で播州織工房館のような、のこぎり屋根の織物工場を見ることができます。

播州織工房館外観

 「のこぎり屋根」が特徴の織物工場を改装・再生し、平成19年にオープンした施設で、まちの交流拠点として播州織の情報発信を行っています。

西脇情報未来館21

 旧来住家住宅の敷地内にある、昭和初期に建てられた洋館を改装した建物です。播州織のオーダーシャツを作ることができる「先染工房」のほか、播州織を使った小物や祝儀袋、ハンカチ、扇子などの特産品を販売しています。特に、オーダーシャツの生地は約1,000柄を備えており、お気に入りの生地で世界で1枚のオリジナルオーダーシャツ(1着6,300円~)を作ることができます。
 また、すぐ隣には、お手頃な値段で日替わりシェフによるランチ(800円~)、喫茶などが楽しめる「梅吉亭」があります。

西脇情報未来館21
西脇情報未来館館内

西脇市郷土資料館

 西脇市の文化財保護、郷土資料の収集保管、郷土史や文化財に関する調査・研究・展示を行っています。その中で、「播州織の歩み」のコーナーを設置しており、織機や製品などが展示されており、伝統ある播州織の歴史を知ることができます。

西脇市郷土資料館
郷土資料館内部

播州織で発展した大正期から昭和初期のまちなみ

 「播州織工房館」や「西脇情報未来館21」が位置する中心市街地には、播州織の繁栄とともに発展した大正期から昭和初期のまちなみが色濃く残っており、往時のたたずまいを感じ取ることができます。
 国登録有形文化財の旧来住(きし)家住宅や西脇市出身の美術家横尾忠則氏の「Y字路」にも描かれている船形屋敷(非公開)などがあります。また、播州織の発展を願い、戦後創設され、毎年夏に「へその西脇・織物まつり」で織物感謝祭が行われる機殿(はたどの)神社や、美しい糸染を願う愛染(あいぜん)堂など、播州織にゆかりの場所も点在しています。
 さらに少し離れた所には、戦前の雰囲気を残し、映画「火垂るの墓」実写版ロケ地となった県景観形成重要建造物の西脇小学校木造校舎もあります。

旧来住家住宅
船形屋敷とまちなみ
機殿神社と織物感謝祭
西脇小学校木造校舎

播州織の始祖 飛田安兵衛顕彰碑

 「日本へそ公園」に隣接する岡之山公園内に、播州織の始祖である飛田安兵衛(ひだやすべえ)の功績をたたえる「飛田安兵衛翁記徳碑」があります。
 市内を見渡す小高い丘にある顕彰碑は、大正6(1917)年に「播州織同業組合」が安兵衛の没後100年を記念して建立したもので、題字を当時の内務大臣後藤新平が、碑文を農学者の新渡戸稲造が撰文し、新渡戸の教え子で内務省の役人だった前田多聞(のちに文部大臣)が揮毫したものです。その碑文末尾には、

 里人は君が勲(いさを)を珍機(うづはた)の撚糸(よりいと)長く身にまとふらむ

と、里人が安兵衛に感謝する気持ちを盛り込んだ和歌が刻まれています。

飛田安兵衛顕彰碑

関連情報

 上記以外にも、下記の場所で播州織製品をご購入いただけます。

 

この記事に関するお問い合わせ先

西脇市役所 産業活力再生部 商工観光課

電話:0795-22-3111(代表)
ファックス:0795-22-6987​​​​​​​
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